◆最内「よかった」〔１〕ドレッドノータス

　坂路を軽やかに４ハロン６３秒５で駆け上がった。岡助手は「順調です。前走は放牧明けでうるさかったが、１度使ってガスが抜け、落ち着いています。〔１〕枠（１）番もよかった。前々の競馬になると思うし、中山２０００メートルはまぎれがあるコース。相手は強いが頑張ってほしい」とうなずいた。

◆絶好調アピール〔２〕ジョルジュサンク

　角馬場で軽く運動した後、坂路で４ハロン６４秒７。鮫島調教師は「前走から間隔は少しあいたが、うまいこと仕上がった。追い切るごとにいい雰囲気になっているし、筋肉もついてきた。前めの競馬になると思うので、この枠（〔１〕枠（２）番）もいい」と笑顔を見せた。

◆雨でも「大丈夫」〔３〕マカヒキ

　坂路で調整。４ハロン６６秒９－１６秒３で、リズムよく駆け上がった。「状態は変わらないですよ。輸送も問題ないし、不安らしい不安はない。手のかかる馬ではないですから」と友道調教師は愛馬に信頼を寄せる。あすの中山は雨が降る可能性もあるが、「今週の（馬場が重い）坂路もスイスイ上がって行けたし、大丈夫じゃないかな」と期待を込めた。

◆渋った馬場走る〔４〕アドマイヤダイオウ

　角馬場からゲートで駐立の確認をした。「ゲートの中で待たされるのは嫌だから、（後入れで）偶数のいい枠（〔２〕枠（４）番）を引けてよかった。状態は変わらないよ。馬場は渋った方がよさそう」と友道調教師は話した。

◆馬体パワーＵＰ〔５〕マウントロブソン

　僚馬（７）ウムブルフと北馬場でダクを踏んで歩様のチェック。追い切り翌日の堀厩舎のルーチンとなっている調整メニューだ。「どちらも問題ありません。２頭とも変わらず順調です」と橋本助手。マウントロブソンは馬体がさらにパワーアップした印象があり、ウムブルフも中１週を感じさせず、はつらつとした姿だった。

◆馬体の張り上々〔６〕ミライヘノツバサ

　厩舎周辺の運動。気負い気味にみえるが、これはいつものこと。馬体の張りは上々だ。「テンションは上がり過ぎず、いい感じで抑えられています。走れば乗りやすく、立ち回りが上手な馬です」と黒崎助手。

◆「スタートが鍵」〔８〕ミッキーロケット

　坂路（６３秒９）を軽快に登坂した後、ゲート練習へ。「ここ２走ゲートが悪かったからね。前走（スプリングＳ５着）もスタートがまともだったら優先出走権は獲れていた。今回もスタートが鍵になる。抽選で入れたし枠もいい。何とかダービーの権利（４着以内）を」と東田助手は力を込める。

◆陣営に色気あり〔９〕ナムラシングン

　坂路を軽く２回駆け上がった。高野調教師は「至って順調にきている。体は前走と同じか、少し絞れるぐらい。追い切った後もいい雰囲気できているし、いい状態でレースに臨める。あとはジョッキーとうまくリズムが合えば」と初騎乗の田辺騎手に委ねた。

◆１勝馬も虎視眈々〔１０〕トーアライジン

　４ハロン６２秒９－１５秒０で登坂。ダートで勝ち上がった１勝馬だが、気配は悪くない。「前走（毎日杯９着）もしまいは脚を使っている。ただ、今回はＧＩのすごいメンバーだからね。どれだけいいところを見せられるか」と鹿屋助手。

◆ほどよく気合（１１）サトノダイヤモンド

　滋賀県栗東トレセンの坂路で４ハロン６４秒３－１５秒５をマーク。しっかりとした脚さばきで駆け上がった。「ほどよく気合が乗っていいですよ。精神的にどっしりした馬なので、中山への輸送も問題ないでしょう」と兼武助手。１７日の中山は雨が降る可能性もあるが、「道悪も走っているので気になりません。もまれずに運べそうな枠（〔６〕枠（１１）番）だし、ペースに合わせて運べると思います」と期待を込めた。

この記事はいかがでしたか？

 (1)