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先週20日の東京芝1600メートル戦では、リアルスティールの全弟プロディガルサンがデビューV。皐月賞2着、ダービー4着の兄を超えるべく、順調なスタートを切った。今週も東京のマイルでまた1頭、今春のクラシック戦線を沸かせた馬の弟がベールを脱ぐ。
日曜東京5R(芝1600メートル)でデビューを予定しているのが、アストラエンブレム(牡、美浦・小島茂厩舎、父ダイワメジャー、母ブラックエンブレム)だ。母は08年秋華賞馬で、半兄には昨年の札幌2歳Sを勝ち、今春の皐月賞で4着、弥生賞で2着になったブライトエンブレム(父ネオユニヴァース)がいる厩舎ゆかりの良血馬だ。
もちろん入厩前から評価が高かったが、トレセンでも動きは際立っている。先週18日は田辺騎手を背にWコース、今週24日は芝コースの3頭併せで、年長馬を相手に最先着を果たした。
「道中は我慢させてジワッと抜け出す、イメージどおりのけいこができた。初めての環境だとテンションが上がりやすいので、競馬場に行ってどうかだが、(デビュー戦を勝った)兄2頭(テスタメント、ブライトエンブレム)と比べても、この馬が一番新馬勝ちをイメージしやすい」と、小島茂調教師は好発進を期待している。(夕刊フジ)