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JRA経営委員会が18日、JRA本部で開催され、令和5年度事業計画(案)および収支予算(案)が議決された。この事業計画と収支予算は、農林水産大臣認可の手続きを経た後に正式に決定される。
紫苑SのGⅡ昇格申請や負担重量の変更など10月中旬に発表されたものに続いて、今回は主要GIレースの賞金増額が決まった。ジャパンカップと有馬記念は1着賞金が5億円で今年度より1億円アップ。日本ダービーは同3億円で、こちらも1億円の増額となる。皐月賞と菊花賞は同2億円で5000万円増、春秋の天皇賞と宝塚記念は同2億2000万円で2000万円の増額となった。
また、3歳春に行われるGI競走(桜花賞、皐月賞、NHKマイルC、オークス、日本ダービー)については、出走馬決定方法を令和7年度から変更。現在は通算の収得賞金で決められているが、芝コースで行われる1勝クラスおよびオープン競走、さらにパートIに定める外国のレースで獲得した賞金に限られる。新馬戦、未勝利戦での賞金は芝でもカウントされない。3歳ダート3冠路線が整備されることに伴った変更で、適用されるのは令和7年度からの3歳春季GIだが、令和6年度の2歳戦からこの賞金加算がスタートする。