2021年の優勝馬 オールアットワンス
アイビスSD G3
日程:2022年7月31日(日)
15:45
新潟/芝1000m
レース結果
着順
着 順 |
馬 番 |
馬名 性齢 斤量 馬体重 ブリンカー |
騎手 調教師 |
オッズ タイム/着差 |
1 |
16 |
ビリーバー
牝7 54.0 462(-2)
|
杉原誠人 美石毛善彦 |
17.3 倍 ⑦ 0.54.4 |
2 |
17 |
シンシティ
牝5 54.0 482(+6)
|
富田暁 栗木原一良 |
5.0 倍 ② 1 |
3 |
5 |
ロードベイリーフ
牡5 56.0 480(+2)
|
西村淳也 栗森田直行 |
70.5 倍 ⑭ 1/2 |
4 |
18 |
レジェーロ
牝5 54.0 424(+2)
|
団野大成 栗西村真幸 |
113.4 倍 ⑯ クビ |
5 |
4 |
スティクス
牝4 54.0 496(0)
|
藤田菜七 栗武幸四郎 |
57.5 倍 ⑬ 1 3/4 |
払戻金
単勝 |
16 |
1,730円 |
7番人気 |
複勝 |
16 |
400円 |
6番人気 |
17 |
210円 |
2番人気 |
5 |
1,160円 |
13番人気 |
枠連 |
8 - 8 |
2,170円 |
8番人気 |
馬連 |
16 - 17 |
3,070円 |
10番人気 |
ワイド |
16 - 17 |
910円 |
7番人気 |
5 - 16 |
8,380円 |
70番人気 |
5 - 17 |
5,280円 |
54番人気 |
馬単 |
16 - 17 |
8,250円 |
29番人気 |
3連複 |
5 - 16 - 17 |
49,980円 |
156番人気 |
3連単 |
16 - 17 - 5 |
267,060円 |
785番人気 |
※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。
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馬場予想
【アイビスSD2022特集】速い時計が出やすいコンディション!連軸はセオリー通りに外めの枠から!
土曜日の新潟芝のレース結果、近年のアイビスサマーダッシュの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この1週間の雨量は月曜日の2ミリのみ。好天続きに加え、開幕週ということもあって、土曜日の芝および路盤の状態は良好。レコード決着こそなかったものの、全体的に時計が出やすいコンディションだった。
とはいえ、内・前が必ずしも有利というわけではなく、メンバー上位の上がりを出せる馬であれば、中団からでも間に合う印象。内めで脚をためていた待機勢が、外めから進出してきた馬に蓋をされる場面(千直の場合は内外が逆)も目につく。その点は気に留めておいたほうがいい。
日曜日の予報は晴れベース。ゲリラ的な雨でもない限りは、土曜日の傾向を踏襲する可能性が高い。内回りのレースは、意識を前・内に多少なりとも寄せたほうがいいかもしれないが、いずれにせよ高速決着に対する適応力を備えていることが重要だ。
メインのアイビスSDについては、好位差し、もしくは前めの位置から長く脚を使える馬が優位とみる。序盤から緩みなく流れるコース形態とあって、後方からでもそれなりに差を詰めてくるが、追い込み勢の上位独占はまれ。それゆえ、中団より前めの位置取りになりそうな馬を主体に組み立てたほうが、好結果につながりやすいのではないか。
枠順に関しては、千直=外枠有利が定説なのは周知の通り。昨年の3着馬や、前日の最終レースで見せ場をつくった4着馬のように、内枠から内ラチ沿いの最短距離を走って、しぶとく粘る馬が出てくるかもしれないが、さすがに上位独占とまではいかないだろう。
なにしろ、好時計決着が頻発している特殊馬場。レースが重なるにつれ、内よりも外のほうが馬場状態の安定感は増すはずだ。そのあたりを勘案すると、やはりセオリー通りに外めの6~8枠あたりから、軸馬を選択するのがベターのように思える。
血統的には過去5年のアイビスSDを参考にすると、父サンデーサイレンス系が【0.1.1.18】と苦戦。特異な舞台設定らしく、サンデーサイレンス系の良さとは、真逆の適性を求められる。まずは、父非サンデーサイレンス系を上位に取るべきだろう。
また、前走でオープンクラスに出走し、単勝人気順が1ケタ台かつ1ケタ着順だったキャリア20戦以内の馬が幅を利かせているのも特徴的。過去5年の2着以内馬延べ10頭中8頭が該当する。父方のトレンドとセットで押さえておきたい傾向だ。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(6~8枠)の要点をともに満たしているのは、⑪アヌラーダプラ、⑬ヴェントヴォーチェ、⑰シンシティ。よって当欄では、この3頭を注目株として推奨する。
厩舎の話
【アイビスSD2022特集】オールアットワンス「近走ツキがないが、この舞台いい」 ライオンボス「胸前打撲の影響が尾を引き…」
◆アヌラーダプラ・萩原師「動きは良かった。直線競馬の適性が鍵に」
◆ヴェントヴォーチェ・高橋助手「前走で強い馬と戦った経験が生きれば」
◆オヌシナニモノ・鵜木助手「ジョッキー(今村騎手)もいいイメージで乗ってくれると思う」
◆オールアットワンス・中舘師「近走はツキがないが、この舞台はいい」
◆キタイ・杉浦師「昇級後は苦戦続きも、この条件で新味が出れば」
◆クリスティ・杉山晴師「条件を替えて、きっかけをつかめれば」
◆ジュニパーベリー・手塚師「スピード負けせず、人気勢と差はない」
◆シンシティ・菅藤助手「テンのスピードはここでも通用すると思う」
◆スティクス・上籠助手「自分のペースで運べたら」
◆トウショウピスト・土田師「稽古の動きはいい。流れに乗れれば」
◆トキメキ・相田助手「地力と対応力が身についてきた」
◆パーティナシティ・鵜木助手「この条件で新味が出れば」
◆ビリーバー・石毛師「使われて良化。気持ちも乗ってきた」
◆マウンテンムスメ・中野助手「スタートセンスが良く二の脚も速い」
◆マリアズハート・菊沢師「先週追ってから一変。持ち味のしまいの脚を生かしたい」
◆ライオンボス・和田郎師「前走後に胸前を打撲。その影響が尾を引いていて…」
◆レジェーロ・山田真助手「走るほうに気が向いてくれれば」
◆ロードベイリーフ・森田師「動きはいつも通りです」
データ予想
【アイビスSD2022特集】トキメキを首位に、オールアットワンス、マリアズハートらが続く構図
【馬齢】
2012年以降の3着以内馬延べ30頭の馬齢をみると、3歳から7歳の間で収まっている。なお、7歳の好走(3着以内)は牡馬のみ。その点には注意したい。
(減点対象馬)
②トウショウピスト ⑯ビリーバー
【前走着順】
2012年以降、前走が6着以下敗退、なおかつ今回の負担重量が前回よりも増えていた馬の連対例はなし。また、斤量に関係なく、前走が芝競走で10着以下の大敗を喫していた馬が2着連対圏に入ったケースはゼロ。該当馬は評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
②トウショウピスト ④スティクス ⑤ロードベイリーフ ⑦キタイ ⑩ジュニパーベリー ⑮クリスティ ⑱レジェーロ
【前走人気】
2012年以降の2着以内馬延べ20頭の前走人気を確認すると、いずれも単勝9番人気以内。前走で2ケタ人気の低評価を受けていた馬は、強調しづらい印象を持つ。
(減点対象馬)
①ライオンボス ②トウショウピスト ⑦キタイ ⑨パーティナシティ ⑮クリスティ
【近走成績】
2012年以降、前走が重賞3着以内、もしく前走が千直のオープン特別で2着以内だった馬を除くと、近3走とも負担重量54キロ以下で2着以下に敗れていた馬の連対例は皆無。該当馬は疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
④スティクス ⑦キタイ ⑩ジュニパーベリー ⑯ビリーバー ⑰シンシティ
【休養明け】
2012年以降の1~3着全馬が、同年の3月以降に1戦以上を消化していた。前走が同年の2月以前だった馬は、過信禁物とみておきたい。
(減点対象馬)
⑨パーティナシティ ⑪アヌラーダプラ
U指数予想
【アイビスSD2022特集】U指数も人気も上位の外枠勢を中心に買えば問題なし!
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外枠断然有利のコース形態。リピーターが強いというレース傾向。これらの要素が相まって、アイビスサマーダッシュは外寄りの枠に入った上位人気の実績馬が毎年コンスタントに好走している。1番人気は9年連続連対中(7勝、2着2回)。大穴党にとっては歓迎できない傾向かもしれないが、このレースで無理に穴を狙うのは禁物である。
U指数も同様に上位優勢の構図ができあがっており、2019年、2020年と2年連続して1~2位の2頭がワンツーを決めた。昨年は指数が伸びづらい古馬初対戦の3歳馬で11位のオールアットワンスが勝ったが、同馬は1番人気でもあり、あくまで例外。今年も馬券の中心は外枠に入った人気サイドの指数上位勢というスタンスで問題ない。
真っ先に注目すべきは、堂々トップの評価を獲得した⑬ヴェントヴォーチェ(100.0)。7枠13番と枠は上々で、新潟千直1戦1勝という実績も強調できる。当然、軸馬候補の筆頭だ。このレースと好相性の韋駄天S上位組で、8枠17番に入った2位の⑰シンシティ(98.4)も外すわけにはいかないだろう。
以下、7枠14番で5位の⑭オヌシナニモノ(96.1)、6枠12番で7位の⑫トキメキ(95.6)を押さえておく。
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血統予想
【アイビスSD2022特集】Dubawiの直系が2年連続好走中、近年はアドマイヤムーンの好調ぶりも目に留まる
昨年はオールアットワンスが1番人気に応えて勝ち、マクフィ産駒としてもJRA重賞初制覇を達成。同種牡馬はDubawiの直仔となるが、2年前にも同じく直仔となるモンテロッソを父に持つビリーバーが9番人気3着と好走しているため、今後もアイビスサマーダッシュでの動向を注視していきたい系統といえるだろう。
また、近年はアドマイヤムーン産駒を筆頭にフォーティナイナーの直系が存在感を示しており、昨年においても14番人気のバカラクイーン(父アドマイヤムーン)が3着、11番人気のトキメキ(父アドマイヤムーン)が4着、どちらも二ケタ人気ながらに上位争いを繰り広げていた。一方、サンデーサイレンスの直系は苦戦を強いられる傾向にあり、2001年のレース創設以降でも勝ち馬を出せておらず、連対例も19年2着カッパツハッチ(父キンシャサノキセキ)、15年2着シンボリディスコ(父アドマイヤマックス)の2頭に限られる。
トキメキは、父アドマイヤムーン×母リーベストラウム(母の父ゼンノエルシド)。近年の好調ぶりが目を引くアドマイヤムーン産駒で、本馬自身も昨年に11番人気の人気薄ながら4着と健闘するほか、新潟芝1000mは駿風Sを制するなど、コース適性の高さを示している。母の父がCaerleon直仔であることも興味深く、同系統を母の父に配された馬は07年1着サンアディユ(13番人気)、11年3着アポロフェニックス(11番人気)と激走が際立つ。
オールアットワンスは、父マクフィ×母シュプリームギフト(母の父ディープインパクト)。昨年は51kgの斤量で出走できた恩恵があったとはいえ、本競走の好走常連でもあるライオンボスに3/4馬身差を付ける快勝。前走韋駄天Sは6着に敗れているものの、もとより全3勝を7~9月に挙げている夏馬でもあり、暑い季節を得意とするマクフィ産駒であることを踏まえても上昇の余地は大いにあるだろう。一度の凡走だけで評価が下がれば妙味あり。
パーティナシティは、父Invincible Spirit×母Kerry's Dream(母の父Tobougg)。父は02年スプリントカップ-英G1の勝ち馬で、種牡馬としても欧州の短距離戦線を中心に多くの活躍馬を出した。また、父系祖父Green Desertは産駒が01年にワンツー決着を果たすほか、昨年の勝ち馬の父系にも名を連ねるなど、アイビスサマーダッシュでの存在感を示す。血統自体は芝向きの印象を受けるので、2勝・2着1回と相性のいい新潟で真価を問いたい。
過去10年の結果
【アイビスSD2022特集】過去のレース結果と結果U指数をチェック!
アイビスサマーD G3
2021年7月25日(
日)
新潟競馬場/芝1000m/17頭
天候:
馬場:
良
着 順 |
馬 番 |
馬名
性齢 馬体重 オッズ |
騎手 斤量 |
U指数 タイム/着差 |
1 |
14 |
オールアットワンス
牝3 448(+8)
|
石川裕紀人 51.0 |
106.5 0:54.2 |
2 |
12 |
ライオンボス
牡6 544(+6)
|
鮫島克駿 57.0 |
105.2 3/4 |
3 |
1 |
バカラクイーン
牝5 478(+2)
|
菅原明良 54.0 |
102.6 1 |
4 |
9 |
トキメキ
牝4 502(+6)
|
田辺裕信 54.0 |
97.4 2 |
5 |
4 |
ジュランビル
牝5 460(+4)
|
松若風馬 54.0 |
97.4 1/2 |
5 |
7 |
グレイトゲイナー
牡4 462(-2)
|
丸山元気 56.0 |
97.4 同着 |
アイビスサマーD G3
2020年7月26日(
日)
新潟競馬場/芝1000m/18頭
天候:
馬場:
良
着 順 |
馬 番 |
馬名
性齢 馬体重 オッズ |
騎手 斤量 |
U指数 タイム/着差 |
1 |
9 |
ジョーカナチャン
牝5 460(0)
|
菱田裕二 54.0 |
102.9 0:54.5 |
2 |
13 |
ライオンボス
牡5 538(-4)
|
鮫島克駿 57.0 |
102.9 アタマ |
3 |
12 |
ビリーバー
牝5 462(-2)
|
杉原誠人 54.0 |
102.9 クビ |
4 |
17 |
メイショウカズヒメ
牝6 508(+14)
|
西村淳也 54.0 |
101.7 3/4 |
5 |
8 |
ダイメイプリンセス
牝7 498(0)
|
秋山真一郎 56.0 |
101.7 アタマ |
アイビスサマーD G3
2019年7月28日(
日)
新潟競馬場/芝1000m/18頭
天候:
馬場:
良
着 順 |
馬 番 |
馬名
性齢 馬体重 オッズ |
騎手 斤量 |
U指数 タイム/着差 |
1 |
11 |
ライオンボス
牡4 538(0)
|
田辺裕信 56.0 |
104.3 0:55.1 |
2 |
3 |
カッパツハッチ
牝4 480(+6)
|
丸山元気 54.0 |
103.0 3/4 |
3 |
16 |
オールポッシブル
牝5 492(-2)
|
津村明秀 54.0 |
101.7 クビ |
4 |
13 |
トウショウピスト
牡7 482(0)
|
大野拓弥 56.0 |
101.7 クビ |
5 |
10 |
レジーナフォルテ
牝5 496(-2)
|
内田博幸 54.0 |
100.4 1/2 |
歴史と概要
【アイビスSD2022特集】レースの歴史や競走条件、歴代優勝馬は?
2015、16年の優勝馬ベルカント
JRA唯一の直線コースで行われるスプリント重賞。その時代を代表する快速自慢が集まり、記念すべき第1回(2001年)はメジロダーリングが制した。“新潟千直巧者”の活躍も多く見られ、第2・4回(2002、2004年)のカルストンライトオ、第8~9回(2008~2009年)のカノヤザクラ、第15~16回(2015~2016年)のベルカントと、これまでに3頭が複数回の勝利を収めている。
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