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JRAのG1開幕戦。パワーあふれる古馬たちが、冬の府中でダート最強の座を競い合う。G1昇格3年目の第16回(1999年)は岩手のメイセイオペラが日本競馬史上初めて「地方競馬所属のまま中央G1制覇」を決める感動の勝利。第19回(2002年)は前年の天皇賞(秋)、香港カップを制したアグネスデジタルが勝ち、芝・ダートを問わないオールラウンダーぶりを見せつけた。レース史上初となる2連覇を果たしたのはコパノリッキー(第31~32回、2014~2015年)。第31回は出走馬中最低となる16番人気での勝利、第32回は圧倒的1番人気での勝利という、珍しいかたちでの連覇となった。ほかにも過去の優勝馬欄には、第20回(2003年)のゴールドアリュール、第23回(2006年)のカネヒキリ、第25回(2008年)のヴァーミリアン、第27回(2010年)のエスポワールシチー、第28回(2011年)のトランセンドなど、その時代を代表するダート王たちが名を連ねている。
▼2011年トランセンド。スタートから逃げるとフリオーソ以下を退けGI2勝目をあげた。
JRAで行われるダートの重賞のなかでは、東海ステークスと並んで歴史が古い。1984年に東京ダート1600mのG3競走として創設された「フェブラリーハンデキャップ」が前身。負担重量規定はその名の通りハンデキャップだった。1994年、G2に格上げされるとともに、負担重量を別定に変更。レース名も「フェブラリーステークス」に改称された。1997年には、中央競馬と地方競馬の交流競走拡大にともない、JRA初のダートG1として格上げ。負担重量も定量へと変更された。現在は国内の上半期ダート最強馬決定戦として位置付けられている。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第41回 |
2024年2月18日
東京
ダ1600m
|
ペプチドナイル
栗
牡6 藤岡佑介
武英智
|
第40回 |
2023年2月19日
東京
ダ1600m
|
レモンポップ
美
牡5 坂井瑠星
田中博康
|
第39回 |
2022年2月20日
東京
ダ1600m
|
カフェファラオ
美
牡5 福永祐一
堀宣行
|
第38回 |
2021年2月21日
東京
ダ1600m
|
カフェファラオ
美
牡4 C.ルメール
堀宣行
|
第37回 |
2020年2月23日
東京
ダ1600m
|
モズアスコット
栗
牡6 C.ルメール
矢作芳人
|
第36回 |
2019年2月17日
東京
ダ1600m
|
インティ
栗
牡5 武豊
野中賢二
|
第35回 |
2018年2月18日
東京
ダ1600m
|
ノンコノユメ
美
セ6 内田博幸
加藤征弘
|
第34回 |
2017年2月19日
東京
ダ1600m
|
ゴールドドリーム
栗
牡4 M.デムーロ
平田修
|
第33回 |
2016年2月21日
東京
ダ1600m
|
モーニン
栗
牡4 M.デムーロ
石坂正
|
第32回 |
2015年2月22日
東京
ダ1600m
|
コパノリッキー
栗
牡5 武豊
村山明
|
第31回 |
2014年2月23日
東京
ダ1600m
|
コパノリッキー
栗
牡4 田辺裕信
村山明
|
第30回 |
2013年2月17日
東京
ダ1600m
|
グレープブランデー
栗
牡5 浜中俊
安田隆行
|
第29回 |
2012年2月19日
東京
ダ1600m
|
テスタマッタ
栗
牡6 岩田康誠
村山明
|
第28回 |
2011年2月20日
東京
ダ1600m
|
トランセンド
栗
牡5 藤田伸二
安田隆行
|
第27回 |
2010年2月21日
東京
ダ1600m
|
エスポワールシチー
栗
牡5 佐藤哲三
安達昭夫
|
第26回 |
2009年2月22日
東京
ダ1600m
|
サクセスブロッケン
栗
牡4 内田博幸
藤原英昭
|
第25回 |
2008年2月24日
東京
ダ1600m
|
ヴァーミリアン
栗
牡6 武豊
石坂正
|
第24回 |
2007年2月18日
東京
ダ1600m
|
サンライズバッカス
栗
牡5 安藤勝己
音無秀孝
|
第23回 |
2006年2月19日
東京
ダ1600m
|
カネヒキリ
栗
牡4 武豊
角居勝彦
|
第22回 |
2005年2月20日
東京
ダ1600m
|
メイショウボーラー
栗
牡4 福永祐一
白井寿昭
|
第21回 |
2004年2月22日
東京
ダ1600m
|
アドマイヤドン
栗
牡5 安藤勝己
松田博資
|
第20回 |
2003年2月23日
中山
ダ1800m
|
ゴールドアリュール
栗
牡4 武豊
池江泰郎
|
第19回 |
2002年2月17日
東京
ダ1600m
|
アグネスデジタル
栗
牡5 四位洋文
白井寿昭
|
第18回 |
2001年2月18日
東京
ダ1600m
|
ノボトゥルー
栗
牡5 O.ペリエ
森秀行
|
第17回 |
2000年2月20日
東京
ダ1600m
|
ウイングアロー
栗
牡5 O.ペリエ
工藤嘉見
|
第16回 |
1999年1月31日
東京
ダ1600m
|
メイセイオペラ
地
牡5 菅原勲
佐々木修
|
第15回 |
1998年2月1日
東京
ダ1600m
|
グルメフロンティア
美
牡6 岡部幸雄
田中清隆
|
第14回 |
1997年2月16日
東京
ダ1600m
|
シンコウウインディ
美
牡4 岡部幸雄
田中清隆
|
第1~14回(1984~1997年)は2月中旬~下旬。第15~16回(1998~1999年)は1月下旬~2月上旬。第17回(2000年)以降は2月中旬~下旬に開催されている。
施行場所:東京ダート1600m(左回り) 出走資格:4歳以上 1着賞金:1億2000万円 負担重量:定量
2016年からは「ブリーダーズカップチャレンジ」競走に指定。当該年のブリーダーズカップクラシック(アメリカ)への優先出走権ならびに出走登録料の免除、輸送費の一部負担の特典が付与されるようになった。
1984年 | 東京ダート1600m、5歳(現在の4歳)以上ハンデキャップ、「フェブラリーハンデキャップ」として創設G3(国内独自)に格付け |
1989年 | 混合競走に指定 |
1991年 | ナリタハヤブサがダート1600mの日本レコードを更新 |
1994年 | 負担重量を別定に変更競走名を「フェブラリーステークス」に改称G2(国内独自)に昇格 |
1995年 | 指定交流競走に指定 |
1997年 | 負担重量を定量に変更G1(国内独自)に昇格 |
2003年 | 中山ダート1800mで施行 |
2005年 | メイショウボーラーが東京ダート1600mのコースレコードを更新 |
2007年 | 国際競走に指定国際G1格付け |
2009年 | サクセスブロッケンが東京ダート1600mのコースレコードを更新 |
2015年 | コパノリッキーがレース史上初の2連覇を達成 |
2016年 | ブリーダーズカップチャレンジに指定モーニンが東京ダート1600mのコースレコードを更新 |
2021年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
2022年 | カフェファラオがレース史上2頭目の2連覇を達成 |