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2歳女王を決める一戦。歴代の勝ち馬にはのちに一時代を築く名牝たちがズラリと並び、牝馬として64年ぶりのダービー馬となった第58回(2006年)のウオッカ、牡馬を従えて天皇賞(秋)やジャパンカップに勝利した第60回(2008年)のブエナビスタ、牝馬三冠を達成した第61回(2009年)のアパパネや第74回(2022年)のリバティアイランドなどが挙げられる。ほか、第63回(2011年)を鮮やかな末脚で制したのは、デビュー2戦目のジョワドヴィーヴル。同馬は第47回(1995年)の勝ち馬である母ビワハイジとの母仔制覇ならびに、半姉ブエナビスタとの姉妹制覇を決め、自身の血統に秘められた潜在能力の高さを証明してみせた。
▼2011年はジョワドヴィーヴルが母仔ならびに姉ブエナビスタとの姉妹制覇を同時に決めた。
1949年、関西の3歳(現在の2歳)王者を決めるレースとして創設された「阪神3歳ステークス」が起源。創設当初は阪神競馬場の芝1200mで行われていたが、1960年に芝1400m、1962年に芝1600mへと施行距離が延長されていった。1991年、中山競馬場で行われる朝日杯3歳ステークスと住み分ける目的で、本競走はレース名を「阪神3歳牝馬ステークス」に改めるとともに牝馬限定戦へと一新。これによって、牡馬と牝馬のチャンピオンが、それぞれ明瞭化するようになった。なお、2001年には馬齢表記の国際基準化にともない、競走名も「阪神ジュベナイルフィリーズ」に改称している。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第76回 |
2024年12月8日
京都
芝1600m
|
アルマヴェローチェ
栗
牝2 岩田望来
上村洋行
|
第75回 |
2023年12月10日
阪神
芝1600m
|
アスコリピチェーノ
美
牝2 北村宏司
黒岩陽一
|
第74回 |
2022年12月11日
阪神
芝1600m
|
リバティアイランド
栗
牝2 川田将雅
中内田充
|
第73回 |
2021年12月12日
阪神
芝1600m
|
サークルオブライフ
美
牝2 M.デムーロ
国枝栄
|
第72回 |
2020年12月13日
阪神
芝1600m
|
ソダシ
栗
牝2 吉田隼人
須貝尚介
|
第71回 |
2019年12月8日
阪神
芝1600m
|
レシステンシア
栗
牝2 北村友一
松下武士
|
第70回 |
2018年12月9日
阪神
芝1600m
|
ダノンファンタジー
栗
牝2 C.デムーロ
中内田充
|
第69回 |
2017年12月10日
阪神
芝1600m
|
ラッキーライラック
栗
牝2 石橋脩
松永幹夫
|
第68回 |
2016年12月11日
阪神
芝1600m
|
ソウルスターリング
美
牝2 C.ルメール
藤沢和雄
|
第67回 |
2015年12月13日
阪神
芝1600m
|
メジャーエンブレム
美
牝2 C.ルメール
田村康仁
|
第66回 |
2014年12月14日
阪神
芝1600m
|
ショウナンアデラ
美
牝2 蛯名正義
二ノ宮敬
|
第65回 |
2013年12月8日
阪神
芝1600m
|
レッドリヴェール
栗
牝2 戸崎圭太
須貝尚介
|
第64回 |
2012年12月9日
阪神
芝1600m
|
ローブティサージュ
栗
牝2 秋山真一郎
須貝尚介
|
第63回 |
2011年12月11日
阪神
芝1600m
|
ジョワドヴィーヴル
栗
牝2 福永祐一
松田博資
|
第62回 |
2010年12月12日
阪神
芝1600m
|
レーヴディソール
栗
牝2 福永祐一
松田博資
|
第61回 |
2009年12月13日
阪神
芝1600m
|
アパパネ
美
牝2 蛯名正義
国枝栄
|
第60回 |
2008年12月14日
阪神
芝1600m
|
ブエナビスタ
栗
牝2 安藤勝己
松田博資
|
第59回 |
2007年12月2日
阪神
芝1600m
|
トールポピー
栗
牝2 池添謙一
角居勝彦
|
第58回 |
2006年12月3日
阪神
芝1600m
|
ウオッカ
栗
牝2 四位洋文
角居勝彦
|
第57回 |
2005年12月4日
阪神
芝1600m
|
テイエムプリキュア
栗
牝2 熊沢重文
五十嵐忠
|
第56回 |
2004年12月5日
阪神
芝1600m
|
ショウナンパントル
美
牝2 吉田豊
大久保洋
|
第55回 |
2003年12月7日
阪神
芝1600m
|
ヤマニンシュクル
栗
牝2 四位洋文
浅見秀一
|
第54回 |
2002年12月1日
阪神
芝1600m
|
ピースオブワールド
栗
牝2 福永祐一
坂口正大
|
第53回 |
2001年12月2日
阪神
芝1600m
|
タムロチェリー
栗
牝2 O.ペリエ
西園正都
|
第52回 |
2000年12月3日
阪神
芝1600m
|
テイエムオーシャン
栗
牝2 本田優
西浦勝一
|
第51回 |
1999年12月5日
阪神
芝1600m
|
ヤマカツスズラン
栗
牝2 M.キネーン
池添兼雄
|
第50回 |
1998年12月6日
阪神
芝1600m
|
スティンガー
美
牝2 横山典弘
藤沢和雄
|
第49回 |
1997年11月30日
阪神
芝1600m
|
アインブライド
栗
牝2 古川吉洋
宮徹
|
第48回 |
1996年12月1日
阪神
芝1600m
|
メジロドーベル
美
牝2 吉田豊
大久保洋
|
第47回 |
1995年12月3日
阪神
芝1600m
|
ビワハイジ
栗
牝2 角田晃一
浜田光正
|
第46回 |
1994年12月4日
阪神
芝1600m
|
ヤマニンパラダイス
栗
牝2 武豊
浅見国一
|
第45回 |
1993年12月5日
阪神
芝1600m
|
ヒシアマゾン
美
牝2 中舘英二
中野隆良
|
第44回 |
1992年12月6日
阪神
芝1600m
|
スエヒロジョウオー
栗
牝2 田面木博公
吉永猛
|
第43回 |
1991年12月1日
阪神
芝1600m
|
ニシノフラワー
栗
牝2 佐藤正雄
松田正弘
|
第42回 |
1990年12月9日
京都
芝1600m
|
イブキマイカグラ
栗
牡2 南井克巳
中尾正
|
第41回 |
1989年12月17日
阪神
芝1600m
|
コガネタイフウ
栗
牡2 田原成貴
中村好夫
|
第40回 |
1988年12月18日
阪神
芝1600m
|
ラッキーゲラン
栗
牡2 村本善之
池江泰郎
|
第39回 |
1987年12月20日
阪神
芝1600m
|
サッカーボーイ
栗
牡2 内山正博
小野幸治
|
第38回 |
1986年12月14日
阪神
芝1600m
|
ゴールドシチー
栗
牡2 本田優
清水出美
|
第1~15回(1949~1963年)は11月下旬~12月下旬で転々と開催。第16~41回(1964~1989年)は12月上旬~12月中旬。第42~59回(1990~2007年)は11月下旬~12月上旬。第60回(2008年)以降は12月上旬~中旬に開催されている。
施行場所:阪神芝1600m(右・外回り) 出走資格:2歳牝馬 1着賞金:6500万円 負担重量:馬齢重量
競走名の「ジュベナイル(Juvenile)」は、英語で「少年」「少女」の意。また「フィリー(Filly)」は「牝馬(特に4歳までの牝馬)」のことをいう。
1949年 | 阪神芝1200m、3歳(現在の2歳)、「阪神3歳ステークス」として創設 |
1955年 | 「農林省賞典阪神3歳ステークス」として施行 |
1956年 | 京都芝1200m、「京都3歳ステークス」として施行 |
1959年 | 競走名を「農林省賞典阪神3歳ステークス」に改称 |
1960年 | 施行距離を芝1400mに変更 |
1962年 | 施行距離を芝1600mに変更 |
1970年 | 負担重量を定量に変更 |
1971年 | 混合競走に指定 |
1978年 | 競走名を「農林水産省賞典阪神3歳ステークス」に改称 |
1980年 | 京都芝1600m(外)で施行 |
1984年 | グレード制導入にともないG1(国内独自)に格付け負担重量を馬齢重量に変更 |
1987年 | サッカーボーイが阪神芝1600mの3歳コースレコードを更新 |
1990年 | 京都芝1600m(外)で施行イブキマイカグラが京都芝1600m(外)の3歳コースレコードを更新 |
1991年 | 出走資格を3歳牝馬に変更競走名を「農林水産省賞典阪神3歳牝馬ステークス」に改称 |
1993年 | ヒシアマゾンが阪神芝1600mの3歳コースレコードを更新 |
1994年 | ヤマニンパラダイスが阪神芝1600mの3歳コースレコードを更新 |
1995年 | 指定交流競走に指定 |
1996年 | メジロドーベルが阪神芝1600mの3歳コースレコードを更新 |
2001年 | 競走名を「農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ」に改称負担重量を定量に変更 |
2003年 | 負担重量を馬齢重量に変更 |
2006年 | 「阪神競馬場芝外回りコース新設記念」の副題を付して実施 |
2007年 | 格付け表記をJpn1に変更 |
2010年 | 国際競走に指定、国際G1に格付け |
2019年 | 「阪神競馬場開設70周年記念」の副題を付して実施レシステンシアが阪神芝1600m(外)の2歳コースレコードを更新 |
2024年 | 京都芝1600m(外)で施行 |