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《日経賞=A》ラスト5ハロンからゴールまで1ハロン11秒台が続くハイレベルなレース。大外からまくるように差し切ったアドマイヤデウスは非凡なスタミナを示し、Vタイムも従来のレースレコードを1秒も更新する優秀なものだった。サウンズオブアースは脚を余しての4着で2、3着馬より伸びしろがあり、要注目。
《産経大阪杯=A》不良馬場で行われ、相当タフなレースになった。2着のキズナは差し切る勢いがありながら、ラスト1ハロンでパタッと止まった点が気掛かり。スタミナ面に不安を残す内容だった。
《ダイヤモンドS=B》メンバーのレベルは前年以上。トップハンデ58キロのフェイムゲームは緩急のついた流れに難なく乗り、メンバー唯一の上がり3ハロン34秒台をマークして連覇を成し遂げた。昨年より時計が1秒7遅くとも、内容は今年の方が上だ。
《阪神大賞典=B》前半5ハロンが速く、さらにラスト5ハロンからのロングスパート勝負でスタミナ不足の馬は早々と脱落。持久力で勝るゴールドシップが早め先頭の競馬で押し切り、3連覇を達成した。上がりがかかる得意な流れに持ち込んだ勝ち馬に迫ったデニムアンドルビーも長距離ランナーとしての資質は高い。
◇結論◇
ハイレベルな日経賞組の中でも、勝ちっぷりが光ったアドマイヤデウスが主役だ。サウンズオブアースは菊花賞2着で長距離適性を証明しており、逆転候補の筆頭。昨年2着のウインバリアシオンも侮れない。他の前哨戦からはキズナ、ゴールドシップ、デニムアンドルビーを押さえる。
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