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クラシックが間近となり、中山では日曜に皐月賞トライアルのフジテレビ賞スプリングS(3着までに優先権)が行われる。注目は3戦無敗で朝日杯FSを制して最優秀2歳牡馬に選ばれたアルフレード。関東馬が健闘しているトライアル戦線で、その総大将がいよいよ登場する。
大躍進を続ける関東の3歳馬たち。その中でも総大将的な存在のアルフレードが、いよいよ3歳初戦を迎える。
ディープインパクト産駒断然ムードだったクラシック戦線は、トライアルが始まると様相が一変した。アダムスピークやジョワドヴィーヴルなどの有力馬が次々と敗退。しかも破ったのは関東馬だ。牝馬はトライアル3レースを全て関東馬が制覇するという史上初の快挙を遂げ、優先出走権8枠のうち5枠を獲得。11日のフィリーズレビューを勝ったのはアルフレードと同じ手塚厩舎所属のアイムユアーズで、3戦全勝で朝日杯フューチュリティSを制したシンボリクリスエス産駒には、強力な追い風になる。
「皐月賞が本番だという気持ちはあるけど、できることなら無敗のまま行きたいですよね」
手塚調教師は2歳チャンプを無傷のまま本番まで導くつもりだ。朝日杯FSの勝ち馬からは近年こそクラシックホースが出ていないが、過去にはミホノブルボンやナリタブライアンなど、そうそうたる名馬が名を連ねている。混戦模様の今年は、久々に朝日杯優勝馬のクラシック制覇が見られるかもしれない。
アルフレードは朝日杯後は福島県のノーザンファーム天栄で休養し、2月中旬に美浦に帰厩。その後も順調で、7日の1週前追い切りでは松岡騎手を背にWコースで5ハロン68秒8、3ハロン37秒9-12秒6をパワフルな動きでマークした。
「ひと追いごとに良くなっているし、体つきもいい。お釣りを残した状態でこの馬の能力を見せてくれたら、本番も強気で行ける」と、調教師はステップレースとはいえ、力を信じている様子だ。
鞍上は新馬戦以来となる松岡騎手。ケガで2、3戦目は手綱を取れなかった事情もあり、意欲は並々ならぬものがある。
「僕もマイネルチャールズ(08年皐月賞1番人気3着)やサンツェッペリン(07年皐月賞15番人気2着)で学んできたからね。その2頭に比べても、アルフレードの手応えは抜けているし、無敗で皐月賞へ行きたい」
関東が誇る最優秀2歳牡馬が世代最強を決定づけるため、前哨戦で力の違いをアピールする。
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5月26日(日) 05:30 | ||
ウマニティ ウマニティ編集部 | 108878 |