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<栗東トレセン>
3年前から当レースにエントリーしていたタガノビューティーは昨年の武蔵野S(2着)で賞金を加算して念願かなっての出走。前走は13着に終わったが、叩いて変身に期待したい。西園正調教師は「前走は出負けして展開が向かなかったが、いい脚を使ってくれている。かしわ記念で2着と実力はあるし、7歳でも元気いっぱい。ずっと出たかったレースだし、自分のぶんだけ走れれば」と力を込めた。
ドンフランキーは前走の東京盃でレコード勝ち。骨折で休養は長くなったが、久々でも力を出せるタイプで注意が必要だろう。斉藤崇調教師は「休み明け感はあるが、先週しっかりやりましたので、あの1本で変わってきてくれればと思います。距離に関してはやってみないと分からないですが、自分のペースで行ってどこまで頑張れるか」と語った。
ペプチドナイルの前走は好位から馬群にもまれる厳しい展開だったが、差のない6着。武英調教師は「一番嫌な形になりましたが、よく踏ん張っていました。馬がしっかりしてきましたね。半弟のハセドンが東京マイルで走っていますので、ワンターンは逆にいいのかなと思います。メンバー的にも差はないと思うし、頑張ってほしい」と期待を寄せた。
4年連続の参戦となるレッドルゼル。昨年は2着とあと一歩のところまできているだけに、何とかビッグタイトルがほしい。安田隆調教師は「変わりなく順調にきています。一昨年(6着)は泥んこの馬場だったので厳しかったですね。できれば良馬場で、力の要る馬場がいいですね」と願いを込めた。
昨夏のエルムSを勝っているセキフウは、この舞台でもユニコーンS2着があり、条件は悪くなさそうだ。武幸調教師は「冬のほうが体調がいいタイプで前走よりも状態は上がっている。スムーズに走れれば面白いんじゃないかな」と前進に期待する。
ガイアフォースは新コンビの長岡騎手を背に、坂路を4ハロン65秒4─16秒2でゆったりと駆け上がった。鞍上は「先週追い切ってから、素軽くなっていますね」と好気配を伝える。初ダートとなる大一番へ向けて「やってみないと分からないですが、ダートに合うフォームを求めて調教をしているので、うまくかみ合ってくれればと思います」とうなずいた。