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5月14日の東京11Rで行われた第18回ヴィクトリアマイル(4歳以上オープン、GI、芝1600メートル、牝馬、定量、16頭立て、1着賞金=1億3000万円)は、戸崎圭太騎手の4番人気ソングライン(5歳、美浦・林徹厩舎)が道中は中団を追走すると、直線では内から抜け出し、先に抜け出したソダシをゴール前捕らえて優勝。昨年の安田記念を制すなど3勝を挙げている得意の東京芝マイル戦で、再び輝きを放ち2つ目のGIタイトルを手にした。タイムは1分32秒2(良)。
アタマ差の2着には昨年の覇者ソダシ(3番人気)、さらに3/4馬身遅れた3着に1番人気のスターズオンアースが入った。
◆戸崎圭太騎手(1着 ソングライン)「前にいた人気馬を見る形で行けましたし、しっかり反応して伸びてくれました。スタートはうまく決まりましたが、位置取りが思ったより後ろになりました。馬場が緩くてもきちんと走ってくれていましたし、手応えも十分あったので、直線は馬を信じて内に行きました。最後は出てくれたかな、と。(自身のJRA・GⅠ10勝目については)たくさん騎乗依頼をいただいているので、もっと早くにできればよかったですけど、コツコツと11勝目を目指して頑張りたいと思います。(ヴィクトリアマイル3勝目については)たくさん勝たせていただいているなというイメージはあります。安田記念も勝って、能力は高いものを持っていると思っていたので、1着を取れてすごくうれしく思いますし、今後もソングラインに期待したいと思います」
ヴィクトリアMを勝ったソングラインは、父キズナ、母ルミナスパレード、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は14戦6勝(うち海外2戦1勝)。重賞は2021年富士S(GⅡ)、22年1351ターフスプリント(GⅢ、サウジアラビア)、安田記念(GI)に次いで4勝目。林徹調教師はヴィクトリアM初勝利、戸崎圭太騎手は15・16年ストレイトガールに次いで3勝目。