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《天皇賞・秋》前半の5ハロンが60秒7と遅い流れで上がり3ハロンの瞬発力比べ。勝ったスピルバーグはメンバー最速の33秒7で、秋2走目で心身ともにピークに近い状態でGI獲得に成功した。ジェンティルドンナは秋初戦でジャパンC、有馬記念を見越した仕上げでも、絶対能力の高さで2着を確保。ひと叩した上積みは大きい。イスラボニータは直線でソラを使ったぶんの3着で力負けではない。あとは仕上がり途上だったデニムアンドルビーと、1度使ってガス抜きができたフェノーメノが不気味。
《凱旋門賞》一番見せ場を作ったのはハープスターで、日本より力の要る馬場でも戦法を変えずに6着。超スローの流れで追い上げたことは評価できる。ジャスタウェイは中団後ろのインでロスのない競馬をして8着。2頭とも軽い芝の東京なら差し切りまである。
《菊花賞》ワンアンドオンリーは9着だったが、スローで前に壁も作れず、厳しい展開だったため参考外。東京2400メートルならガラリ一変まで。
◇結論◇ 主力は天皇賞組。ジェンティルドンナのパフォーマンスは1年前と変わっていない。ひと叩きして気配はさらに上向き。遠征帰りのハープスターの気配が上々で、53キロなら自慢の瞬発力が存分に生かせる。ジャスタウェイとワンアンドオンリーは東京なら見直せる。スピルバーグは前走の状態を維持できていれば、再度好勝負。
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