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JRA(日本中央競馬会)は9日、08年のジャパンC(GI)を制したスクリーンヒーロー(牡5歳、美浦・鹿戸雄厩舎、父グラスワンダー)が現役を引退し、種牡馬になることを発表した。
スクリーンヒーローは、前走のジャパンC(11月29日)で13着に敗れた後、左前浅屈腱炎を発症。4日に管理する鹿戸雄一調教師が明らかにしたもので、全治は9カ月以上と診断されていた。
同馬は9日付で競走馬登録を抹消。今後は北海道日高郡新ひだか町のレックススタッドで種牡馬となる予定。
父グラスワンダー、母ランニングヒロイン、母の父サンデーサイレンスという血統で、祖母ダイナアクトレスは毎日王冠(GII)、スプリンターズS(GII)など重賞5勝。近親には日経賞(GII)、ステイヤーズS(GII)を勝ったステージチャンプ、札幌3歳S(GIII)、フェアリーS(GIII)を制したプライムステージなどがいる。
JRA通算成績は23戦5勝。重賞は08年アルゼンチン共和国杯(GII)、08年ジャパンC(GI)の2勝で、JRA通算獲得賞金は5億340万3000円(付加賞含む)。