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今週のGⅠは阪神競馬場を舞台に2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズ(10日、芝1600メートル)が行われる。昨年の勝ち馬リバティアイランドなど、クラシックに直結するレースだけに、今年も大いに注目される。
コラソンビート(美浦・加藤士津八厩舎)は牡馬相手の京王杯2歳Sでコースレコードをマークして重賞初制覇。残り1ハロンから見せた末脚は強烈だった。牝馬同士なら実績最上位といえる存在で、鋭い決め手は阪神外回りコースでも威力を発揮しそうだ。新種牡馬の父スワーヴリチャードに初GIをプレゼントするか。
アスコリピチェーノ(美浦・黒岩陽一厩舎)は新潟2歳Sを快勝。勝ちパターンに入った2着馬を力強く、しっかり捕らえた。後方から楽々と抜け出した新馬戦の勝ちっぷりも強烈で、素質はここでも引けを取らない。
キャットファイト(美浦・上原博之厩舎)はアスター賞をコースレコード勝ち。3番手追走から楽々と抜け出して5馬身差をつけ、素質の高さをアピールした。重賞初挑戦でも気後れはない。
ボンドガール(美浦・手塚貴久厩舎)はサウジアラビアロイヤルCで勝ち馬に2馬身差をつけられたものの、追い比べを制して2着を確保。能力はもちろん、勝負根性があるのも魅力だ。
カルチャーデイ(栗東・四位洋文厩舎)は好位から抜け出してファンタジーSを勝った。スタートに課題があるものの、好位を取ってしっかり伸びるレースぶりは安定感がある。父ファインニードル、母の父マイネルラヴともに典型的なスプリンターだけに、1ハロン延長がポイントになる。
ファンタジーS2着のドナベティ(栗東・矢作芳人厩舎)は瞬発力が魅力。アルテミスS2着のサフィラ(栗東・池添学厩舎)、萩Sを快勝したルシフェル(栗東・斉藤崇史厩舎)なども差はない。