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阪神の日曜メインは朝日杯フューチュリティS(20日、GI、芝1600メートル)。26日のホープフルS(中山、GI、芝2000メートル)と同じく、2歳王者決定戦の位置付けとなる。重賞ウイナー4頭をはじめ重賞戦線で好走している素質馬が多数エントリーしており、混戦が予想される。
中でも人気を集めそうなのがレッドベルオーブ(栗東・藤原英昭厩舎、牡)だ。8月の新馬戦ではタイム差なしの2着に敗れたが、続く未勝利戦を当時の2歳コースレコードで勝利すると、前走のデイリー杯2歳Sでも2歳コースレコードでV。昨年のレッドベルジュールに続く兄弟制覇を達成した。1週前追い切りでは福永騎手を背にCWコースで5ハロン68秒9-12秒4をマークして1馬身先着と、順調に調整されている。レコード勝ちと同じ舞台なら引き続き期待が高まる。
ステラヴェローチェ(栗東・須貝尚介厩舎、牡)は、昨年の覇者サリオスと同様に、サウジアラビアRCを制してこの舞台に挑む。約3カ月ぶりの実戦となった前走は不良馬場を物ともせず、後方から強烈な末脚で追い込んで2着馬に3馬身差をつける圧勝だった。良馬場でさらにパフォーマンスを上げてくる可能性もある。叔父のゴスホークケンも2007年に制しているこのレース(当時は中山)で、13日に阪神JFを制した僚馬ソダシに続くGI勝ちを狙う。
京王杯2歳S覇者のモントライゼ(栗東・松永幹夫厩舎、牡)も虎視眈々と戴冠を狙う。2走前の小倉2歳Sはメイケイエールにゴール直前で差し切られたが、1ハロン延長で臨んだ前走でしっかりと勝ち切って重賞タイトルをゲットした。1週前追い切りでは坂路で一杯に追われて4ハロン52秒4-12秒8をマークと引き続き好調のようだ。マイル戦に対応できればチャンスは十分にある。
新潟2歳S勝ち馬のショックアクション(栗東・大久保龍志厩舎、牡)はデイリー杯2歳Sを回避したが、1週前追い切りでは3頭併せで最先着と調子を上げている。騎乗した戸崎騎手も「軽い動きをしていて、反応も動きも良かった」と好感触を得ているようで、ここでも期待がかかる。
デイリー杯2歳Sで惜しくもアタマ差の2着だったホウオウアマゾン(栗東・矢作芳人厩舎、牡)の1週前追い切りは松山騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、強めに追われてラスト1ハロン12秒2(6ハロン82秒9)の2番手でフィニッシュ。「及第点以上の動き。競馬に行っていいし、どんな競馬でもできる」と矢作調教師が話すように、自在性が魅力の一頭だ。前走と同じ舞台で高速決着では分が悪いが、開催が進んで時計がかかれば逆転の目はある。
ドゥラメンテ産駒のジュンブルースカイ(栗東・友道康夫厩舎、牡)はいとこに2016年の日本ダービー馬マカヒキがいる血統。新馬戦を勝利してから萩S2着、東スポ杯2歳S3着と勝ち切れないが差のない競馬を続けている。初めてのマイル戦がプラスに出れば一気にビックタイトル奪取も夢ではない。
京王杯2歳S2着のロードマックス(栗東・藤原英昭厩舎、牡)は父ディープインパクト譲りの鋭い末脚が魅力的。初めての右回りがポイントになりそうだ。
他にもデイリー杯2歳S3着のスーパーホープ(栗東・藤岡健一厩舎、牡)や、矢作芳人厩舎所属で同じ馬主の2頭、カイザーノヴァ(牡)とバスラットレオン(牡)、もみじS勝ち馬のアスコルターレ(栗東・西村真幸厩舎、牡)、2戦2勝のドゥラメンテ産駒ドゥラモンド(美浦・手塚貴久厩舎、牡)、未勝利戦を楽勝したグレナディアガーズ(栗東・中内田充正厩舎、牡)などの伏兵陣も多彩な顔ぶれだ。
★朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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ウマニティ ウマニティ編集部 | 108878 |