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今週の『覆面記者の耳よりトーク』は、秋華賞を徹底取材。トレセン情報では牝馬3冠を狙うアーモンドアイが断然のムードだが、面白いのは、夏に力をつけた上り馬サラキアとミッキーチャーム。一方、アーモンドと同じぶっつけ本番でも、中間に順調さを欠いたラッキーライラックには危ぶむ声が聞かれた。
記者A 秋華賞は栗東でも牝馬3冠を目指すアーモンドアイの話題が多かったな。
記者B 結論から言えば、3冠は濃厚ですね。「桜花賞が後方一気、オークスが先行抜け出し。脚質に自在性があって、いずれも上がり3ハロンは33秒2。性能が違う」とはベテランのZ調教師。
記者C X助手は「オークスからぶっつけ本番も予定通り。桜花賞も久々で快勝しているし、国枝厩舎なら育成場でも抜かりなく仕上げていたはず。今週の追い切りも破格の一番時計。一段と強くなっているかも」と絶賛していました。アーモンドと対戦した馬の逆転は難しそうやな。
記者D それなら、初顔合わせで、夏を境に力をつけた上り馬や。サラキアは夏の小倉でレコード勝ちして、ローズSも2着。「春より20キロほど体が増えたのは、精神的に落ち着いた証し。だから、前走は発馬の悪さもマシになっていた。乗り慣れていて、癖を知る池添騎手が手綱を取るのもいいね」とV助手は評価していた。
記者B P騎手は「アーモンドを負かすなら、前にいる馬」と。それなら、北海道で3連勝したミッキーチャームでしょう。R騎手も「トリッキーな内回りの2000メートルだけに、先行タイプは魅力。気難しそうな馬だけど、底を見せていないしね」と語っていました。
記者D 桜花賞2着、オークス3着の2歳女王ラッキーライラックは?
記者A 今回に限れば危ぶむ声が多かったな。「アーモンドと同じぶっつけ本番だが、この馬は脚元がモヤッとしてローズSを使わなかったんだろ。順調度でもマイナス面があるなら、春からの逆転は難しいだろう」とQ調教師は冷静に分析していた。
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