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7月29日の札幌11Rで行われた第66回クイーンステークス(3歳以上オープン、牝馬、GIII、芝1800メートル、別定、11頭立て、1着賞金=3600万円)は、昨年の秋華賞馬でクリストフ・ルメール騎手騎乗のディアドラ(牝4歳、栗東・橋田満厩舎)が、激しい2着争いを尻目に完勝。ドバイ遠征からの帰国初戦で休み明けだったが、1番人気に応えた。タイムは1分46秒2(良)。2着はフロンテアクイーン(4番人気)、3着はソウルスターリング(2番人気)だった。
レースはティーエスクライがハナを奪い、ツヅミモン、ソウルスターリング、リバティハイツなどが続く形。3コーナー手前から、中団~後方にいた馬が先行グループとの差を詰めていった。直線で一旦先頭に立ったツヅミモンをソウルスターリングがかわしたが、後方2番手を追走していたディアドラが大外から直線で一気に脚を伸ばし、差し切った。中団の後ろから伸びてきたフロンテアクイーンが3馬身差の2着で、ソウルスターリングがさらにクビ差の3着。
ディアドラは、父ハービンジャー、母ライツェント、母の父スペシャルウィークという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は森田藤治氏。通算成績18戦6勝(うち海外1戦0勝)。重賞は2017年紫苑S・GIII、秋華賞・GIに次いで3勝目。クイーンSは橋田満調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初勝利。
◆クリストフ・ルメール騎手「勝ったね。コンディションは100%じゃなかったと思うけど、きょうはこの馬の能力が上で、けっこう楽勝だった。反応が良くて切れ味も生かせた。ドバイでいいレースができたので自信はありました。去年も札幌で勝っていて、たぶん、彼女(ディアドラ)は北海道が好きだね」
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