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阪神の開幕を飾るのは「第58回阪急杯」(3月2日、GIII、芝1400メートル)。スプリント&マイルGIにつながる重要な一戦に、雪で順延となった東京新聞杯をパスしたダノンシャークが回ってきた。マイラーがスプリンターを陵駕するか、目が離せない。
昨年の同馬はマイル(1)(3)(3)(2)(1)(3)着で、7Fは一昨年のスワンS(0秒2差4着)以来、2度目だ。とはいえ、重賞2勝(京都金杯、富士S)、GI3着(安田記念、マイルCS)の能力なら、7Fで他馬を圧倒する可能性は十分ある。
先週19日の坂路では1馬身遅れたものの、この馬としては上々の4F52秒5、1F12秒8。跨った小牧騎手も「遅れたが、動きは良かった。非常に乗りやすいし楽しみだ」と好感触だ。
「相手がけいこ駆けするし、時計は出ているから。東京新聞杯のときより馬体に張りが出て、状態面は明らかに良くなった。7Fもまったく心配していない」と、高野助手も強気。
ロードカナロアが昨年の春、阪急杯から高松宮記念、安田記念を勝ち続けたことを思えば、シャークも勝てば悲願の安田記念(6月8日、東京、GI、芝1600メートル)制覇が見えてきそうだ。(夕刊フジ)