今年のＧⅠドバイターフを制し、前走の天皇賞・秋でも大逃げを打って２着に踏ん張ったパンサラッサ（栗東・矢作芳人厩舎、牡５歳）。角馬場で乗り込んでからオールウエザーコースに向かい、軽やかな脚さばきで１周半のメニューを消化した。矢作調教師は「きのうより落ち着いていて、明日へ向けてエネルギーをためているイメージです。馬は元気いっぱいで、いい状態です」と納得の仕上がりに胸を張った。

今年の皐月賞馬ジオグリフ（美浦・木村哲也厩舎、牡３歳）は、オールウエザーコースをダクで半周。その後はキャンターに切り替えて１周し、好気配を示した。木村調教師は「追い切り後もトラブルなく順調です。気合も入ってきています」とうなずいた。

毎日王冠４着のレイパパレ（栗東・高野友和厩舎、牝５歳）は、オールウエザーコースをゆったりとした脚取りで１周。高野調教師は「走りたい気持ちをグッと秘めている感じです。非常に期待の持てる仕上がりで、このまま順調に向かえれば」と笑顔を見せた。

ＧⅡを２勝しているジャックドール（栗東・藤岡健一厩舎、牡４歳）は、角馬場で１時間２０分かけてじっくりと体をほぐした。「いつもと同じ競馬前日のメニューで調整しました。順調です」と影山一馬調教助手。


マイルチャンピオンシップ２着のダノンザキッド（栗東・安田隆行厩舎、牡４歳）は、角馬場で入念に体をほぐしてからオールウエザーコースを１周。力強い動きを見せ、安田景一朗調教助手は「いい形で競馬に臨むことができます」と力を込めた。

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