阪神競馬場が改修され、舞台が外回りコースに移って5年。サンプルとしては少なすぎるが、大きくコースレイアウトが変わっているので、過去5年に絞って分析してみたい。
以下は、過去5年の桜花賞優勝馬の1600ｍ以上のレースでのカツラギ指数と着順の一覧である。

■2011年 マルセリーナ
51.4 エルフィンステークス（1着）
52.6 シンザン記念（3着）
45.4 新馬（1着）

■2010年 アパパネ
54.0 チューリップ賞（2着）
52.7 阪神ジュベナイルフィリーズ（1着）
52.8 赤松賞（1着）
46.1 未勝利（1着）
43.0 新馬（3着）

■2009年 ブエナビスタ
52.2 チューリップ賞（1着）
54.0 阪神ジュベナイルフィリーズ（1着）
49.3 未勝利（1着）
44.3 新馬（3着）

■2008年 レジネッタ
50.4 エルフィンステークス（3着）
49.1 阪神ジュベナイルフィリーズ（6着）
52.9 500万下（1着）

■2007年 ダイワスカーレット
55.2 チューリップ賞（2着）
54.7 シンザン記念（2着）
55.6 中京２歳ステークス（1着）
49.0 新馬（1着）

ポイントは、次の2点である。
１．最高指数が最低でも52.6以上の指数を記録している。
２．最高指数を記録したレースで3着以内に入線している。

それでは、今年の特別登録馬に当てはめてみよう。

■ジョワドヴィーヴル
53.6 阪神ジュベナイルフィリーズ（1着）

■トーセンベニザクラ
52.7 赤松賞（1着）

■ハナズゴール
54.3 チューリップ賞（1着）

■パララサルー
55.5 菜の花賞（1着）

■ミッドサマーフェア
55.8 君子蘭賞（1着）

■メイショウスザンナ
54.7 菜の花賞（2着）

■ヴィルシーナ
52.8 デイリー杯クイーンカップ（1着）

2つの条件を満たす馬は、以上の7頭であるが、特にオープン競走での勝利がある、ジョワドヴィーヴルとハナズゴールの2頭が有望だと言える。

以上の考察により、今年の桜花賞は、ジョワドヴィーヴルとハナズゴールの2頭を中心とした7頭の争いになると結論付けたい。

なお、ここで述べた見解はあくまでも、カツラギ指数をベースにした前走に関する一考察であり、カツラギの最終結論では無いことをお断りしておきたい。

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