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*過去10年が対象
◆GII以上で連対 連対20頭中18頭にGII以上で連対歴。残る2頭、05年ビッグゴールドはGIII中山金杯勝ち、07年エリモエクスパイアはGIIIダイヤモンドS2着があったが2着まで。
◆GI経験強み 16頭にGI出走歴があり、うち8頭がGI馬、5頭が3着以内。残る3頭も1ケタ着順だった。GI未経験の03年2着サンライズジェガー、07年2着エリモエクスパイア、08年1着アドマイヤジュピタ、09年1着マイネルキッツの4頭には芝2500メートル以上の重賞で連対歴があった。
◆3000メートル以上を経験 18頭に芝3000メートル以上のレースに出走歴。残る2頭、01年2着メイショウドトウ、09年1着マイネルキッツには芝2500メートルの重賞で連対歴。スタミナが前提条件。
◆前走GIIで2400メートル以上 全馬が3月以降に1走以上。好ステップは7連対の日経賞(芝2500メートル)と6連対の阪神大賞典(芝3000メートル)。同じGIIでも産経大阪杯(芝2000メートル)は4連対と少し落ちる。しかし17頭がこの3レースから参戦しており、他の路線からは厳しい。産経大阪杯組4頭以外の16頭が、前走で芝、ダートに関係なく2400メートル以上のレースに出走していたことにも注目。
◆4~5歳 4歳が10連対(6勝)、5歳が7連対(3勝)で、この2世代が中心。6歳は2連対。7歳は2着1回、8歳以上は連対0で、09年デルタブルース(8歳10着)や09年コスモバルク(8歳16着)といったGI馬も大敗している。だが、マイネルキッツのように6歳で優勝して連覇を狙う例はないので減点なしとする。
◆牝馬苦戦 これまでGI馬が3頭挑戦して、05年マカイビーディーヴァ(豪)7着、05年アドマイヤグルーヴ11着、09年テイエムプリキュア18着。メイショウベルーガには厳しいデータだ。
★結論
トップ評価はマイネルキッツ。昨年の覇者で実績も最上位。唯一の不安は7歳という年齢だが、前項目より減点はなしで、Vに最も近い存在だ。年齢、実績面をクリアしたフォゲッタブルだが、ステップで減点とした。(データ室)