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今週の東西調教ウオッチャーは、弥生賞とチューリップ賞が対象レース。美浦トレセンからは東京サンスポの柴田記者、栗東トレセンからは大阪サンスポの山口、長田記者が、それぞれ好調教馬を挙げた。
柴田 今週は東西で牡馬と牝馬の2歳チャンピオンが登場。どちらも注目の一戦だけど、まずは弥生賞から。
長田 最優秀2歳牡馬のダノンプレミアムもいい動きでしたが、僕はCWコースでラスト1ハロン11秒4(5ハロン69秒8)を計時したジャンダルムを推奨します。仕掛けられてからの伸びが鋭かったですし、反応も抜群でした。
柴田 それだけじゃないだろ。
長田 もちろんです。ワグネリアンも坂路を馬なりで4ハロン53秒9-12秒3。タイムは平凡でしたが、動きは素軽く見えました。先週もCWコース(6ハロン80秒1)でしっかり負荷をかけられていますし、休み明けでも態勢は整ったと思います。美浦はどうなんですか。
柴田 連勝中のオブセッションは、Wコースで外を回って併入。5ハロン69秒0と時計は目立たないけど、十分な負荷がかかっている。あとは中山への対応が鍵になりそうだな。チューリップ賞の関西馬はどう?
山口 2歳女王ラッキーライラックはさすがの動きです。年長馬との併せ馬で3馬身先着。軽いフットワークで6ハロン82秒7-12秒4をマークして、女王の風格を感じました。
柴田 美浦ではマウレアがWコースで3頭併せで追い切られて、5ハロン68秒1で最先着。思ったほど反応しなかった前走の反省を踏まえて、ラストまでしっかり追っていたのが好印象だったな。
山口 リリーノーブルも抜群の切れ味でしたよ。全体時計はCWコース5ハロンで68秒2でしたが、ラスト11秒3と出色でした。
柴田 結局、名前が挙がったのは阪神JFの上位3頭か。堅い決着になりそうだな。
★弥生賞の出馬表はこちら 調教タイムも掲載★チューリップ賞の出馬表はこちら 調教タイムも掲載