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サンデーサイレンス系が2011年から4連勝中で、近2年はともに4着までを独占。スピードとパワーだけでなく、東京コース向きの決め手も要求される。
昨年の覇者ゴールスキーを最上位にみる。半兄ゴールドアリュール(父サンデーサイレンス)はフェブラリーSをはじめダートGIを4勝し、産駒がダートGIを計20勝と、種牡馬としても大活躍している。母系は頑健で、当該舞台だった3走前は59キロを背負って3着に好走。実績のある東京なら、8歳になった今年も期待できる。
一昨年のフェブラリーSを勝ったグレープブランデーは、高齢までタフに活躍するタイプが多いマンハッタンカフェ産駒。2走前の武蔵野Sでは11番人気ながら3着に入っており、GI馬の底力は軽視できない。
サトノタイガーは母の父がSSで、父はJRAリーディングサイアーのダート部門で昨年まで4年連続の首位を獲得しているキングカメハメハ。産駒は充実期に入ると好成績が続くタイプが多く、引き続き期待は大きい。半兄にはGIシンガポール航空国際Cを勝ったシャドウゲイト(父ホワイトマズル)がおり、底力も十分だ。
アドマイヤロイヤルは同じキングカメハメハ×SSの配合で、半姉に桜花賞馬ラインクラフト(父エンドスウィープ)がいるなど母系は上質。スピードと決め手はヒケを取らない。
キョウワダッフィーは祖母プティットイルが愛セントレジャーの優勝馬。近親には芝、ダートを問わず活躍馬が多くおり、重賞のタフな流れは歓迎だ。
ワイドバッハは父が8年連続で地方競馬のリーディングサイアーとなったアジュディケーティングで、母の父もダートの活躍馬を多く出しているスキャン。スピードとパワーに優れ、距離短縮はプラスに働く。
ロゴタイプは父ローエングリンが芝で重賞を4勝し、500万下ながらダートでも勝ち鞍がある。その父シングスピールは芝とダートの両方でGIを制しており、ロゴタイプの伯父にはダート重賞2勝のアンドゥオールがいる。ダート替わりがプラスとまではいえないが、適性の裏付けはある。 (血統取材班)