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関東の舞台は中山から東京に移り、日曜メーンとしてGIII根岸S(ダート1400メートル)が行われる。今年から東海Sとともに1着馬にGIフェブラリーS(2月23日、東京、GI、ダ1600メートル)の優先出走権が与えられるようになり、前哨戦としての重みがいっそう増した。
混戦模様だが、まず注目したいのはアドマイヤロイヤル(栗東・橋田満厩舎、牡7歳)。昨秋の武蔵野Sでは、のちにGIジャパンカップダートを勝つベルシャザールから3/4馬身差の2着。それ以来約2カ月半ぶりのレースになるが、十分に乗り込まれており、いい状態で出走できそうだ。
芝のスプリントGIで実績を残してきたドリームバレンチノ(栗東・加用正厩舎、牡7歳)は、初ダートとなった交流GI・JBCスプリントで2着、続く交流GIII兵庫ゴールドTで1着と、ダートにも高い適性を示している。フェブラリーSではやや距離が長い感もあるだけに、ここでどんな競馬を見せるかが今後を占う意味でも注目されるところだ。
先手を取ればしぶといブライトライン(栗東・鮫島一歩厩舎、牡5歳)だが、徐々にレースぶりに幅が出て、最近は抑えても味のあるレースぶり。今回も大崩れは考えにくいが、主戦の福永祐一騎手が騎乗停止となり、月曜段階では鞍上が宙に浮いている。その点はやや気がかりなところだ。
他では、今回と同条件の霜月Sを完勝したエーシントップ(栗東・西園正都厩舎、牡4歳)、同じくペルセウスSを制しているゴールスキー(栗東・池江泰寿厩舎、牡7歳)、地力強化が目立つスノードラゴン(美浦・高木登厩舎、牡6歳)、古豪テスタマッタ(栗東・村山明厩舎、牡8歳)、カペラSを制して勢いに乗るノーザンリバー(栗東・浅見秀一厩舎、牡6歳)、さらには一昨年の覇者シルクフォーチュン(栗東・藤沢則雄厩舎、牡8歳)なども出走予定。本番の前から大激戦の様相を呈しており、見逃せない一戦だ。
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