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10日の東京11Rで行われた第18回武蔵野ステークス(3歳上オープン、GIII、ダート1600メートル、16頭立て、1着賞金=3500万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気ベルシャザール(牡5歳、栗東・松田国英厩舎)が直線で抜け出して重賞初制覇。タイムは1分35秒3(良)。
ダービーでオルフェーヴルの3着に好走した素質馬が、砂の舞台で待望の重賞タイトルを手にした。狭い馬ごみから一瞬で突き抜けたのは1番人気のベルシャザール。名手ルメールの手綱さばきにこたえて、待ちに待った重賞Vを果たした。
スタートでシルクフォーチュンが大きく立ち遅れ、先行馬は他馬の様子を見ながら進める形。最終的にはグラッツィアが押し出されるように先頭に立った。ティアップワイルド、ナムラタイタンなどがこれに続き、ゲート内で立ち上がっていたイジゲンもわずかな遅れを取り戻して好位のインにつける。直線は一団となって密集しての争い。混戦となったが、馬群から抜け出したベルシャザールが後続を一瞬で突き放し、最後は激しい2着争いを尻目に堂々と押し切って重賞初制覇を成し遂げた。2着は3番人気のアドマイヤロイヤル。3着には7番人気のベストウォーリアが入っている。
ベルシャザールは、父キングカメハメハ、母マルカキャンディ、母の父サンデーサイレンスという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、(有)社台レースホースの所有馬。通算成績は15戦5勝。重賞初勝利。松田国英調教師は2001年クロフネに次いで武蔵野S2勝目、クリストフ・ルメール騎手は初勝利。
ルメール騎手は「スタートがよかったし、道中は前の馬にスムーズについて、うまく走れた。最後にズブいところを見せたけれど、ゴーサインを出してからの反応は素晴らしかったし、前があくといい脚で伸びてくれた。前に一度、芝で乗せてもらったが、パワフルでダートもすごく合っている。フェブラリーSで通用する馬だし、地方のダートの大きなレースでも活躍できそう。今後が楽しみ。ジャパンCダートも大丈夫」と大レースでの活躍にも太鼓判を押していた。
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ウマニティ ウマニティ編集部 | 108878 |