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JRA通算1500勝にあと2勝と迫っていた中舘英二騎手(43)=フリー=は、1月31(土)、2月1日(日)と東京競馬場で計10鞍に騎乗したが、日曜日の東京8R、ニシノノイジーでの3着が最高着順で勝ち星を挙げることはできず、史上12人目、現役では6人目となるJRA通算1500勝の大記録は、7日以降に持ち越しとなった。
中舘騎手は、92年にブランドアートでフラワーC(GIII)を勝ち、重賞初制覇。その翌年には名牝ヒシアマゾンと出会い、阪神3歳牝馬Sを快勝。GIジョッキーの仲間入りを果たした。
ヒシアマゾンとのコンビでは94年に重賞6連勝(クイーンC→クリスタルC→ニュージーランドT4歳S→クイーンS→ローズS→エリザベス女王杯)を記録。有馬記念で3冠馬ナリタブライアンの2着に敗れたものの、4コーナーで勝負にいった騎乗ぶりはファンを魅了した。
94年以降、、重賞は毎年のようにコツコツと勝っていたがGIはヒシアマゾンで勝った2勝のみ。地方騎手のJRA入り、若手騎手の台頭などでチャンスも減っていたが、07年のスプリンターズSをアストンマーチャンで制し、実に13年ぶりのGIタイトルを獲得した。
7日には、騎乗停止だった19歳・三浦皇成騎手がターフに戻ってくる。武豊騎手が持つデビュー1年1カ月16日を大きく短縮するデビュー最速100勝まであと1勝とリーチをかけているが、ベテラン・中舘の1500勝と19歳・三浦の100勝…どちらが早く偉大な記録を達成するか注目が集まる。