長田　今週は４重賞ありますが、スプリングＳと阪神大賞典の調教をチェックしましょう。まずは皐月賞トライアルから。美浦はどうでしたか？

　内海　ＭＣを務めるとは出世したなあ。坂路のロードトゥフェイムが良かったよ。軽く仕掛けただけで僚馬をあっさり２馬身突き放し、「反応の良さが感じられた。ソエとか脚元も今回は全然心配ない」と木幡巧騎手も好感触だった。

　板津　アサマノイタズラは坂路でフラワーＣに出走するユーバーレーベンと併入。４ハロン５３秒７－１２秒６は目立ったものではないけど、馬なりのまま最後まで楽な手応えだったし、中２週でそれほど強い稽古も必要ない。むしろ前走を使って、気持ちの面もピリッとしていいと思います。

　川端　栗東ではヴィゴーレの動きが目を引きましたね。併せた僚馬を大きく追いかける形でしたが、３～４コーナーで並びかけて、そこでひと息入れると、仕掛けられてもうひと伸びしました。もともと調教は動くタイプながら、もうひとつ力をつけた印象です。

　板津　美浦からもう１頭言わせて。ヴェイルネビュラは美浦Ｗコースの３頭併せで、僚馬２頭と併入。先週しっかり気合をつけられたことで、反応がよりシャープになった印象。内から並びかけるときの脚取りも力強かった。

　長田　オール関西馬の阪神大賞典で、目立ったのはメイショウテンゲンですね。ＣＷコースでしっかり追われてパワフルな動きでした。ゴールを過ぎてからも追われる意欲的な攻めに好感。雨が降りそうですし、重馬場の弥生賞勝ち馬に一発ムードが漂います。

　片山　ナムラドノヴァンは３頭併せで先行し、直線で一番後ろに下がったものの、最後は馬なりで盛り返していた。今年３戦目だが、心身ともに疲れはなさそうやね。

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