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チャンピオンズCが行われる中京ダート1800mの傾向を確認してみようと思います。
同条件で実施される東海Sですが、凍結防止剤散布により馬場状態が変化している可能性が高いので参考までとします。
2014 ジュライS 良 1.50.0
12.4-10.8-12.9-12.2-11.8-11.8-12.2-12.8-13.1
1000m 60.1
勝ち馬以外は先行押し切り図る。
2014 チャンピオンズC 良 1.51.0
12.6-11.7-13.2-12.9-11.9-12.2-12.4-11.7-12.4
1000m 62.3
前半スローから継続ラップ。
2015 ジュライS 稍重 1.51.6
12.7-10.9-13.1-12.4-12.2-11.8-12.4-13.0-13.1
1000m 61.3
上がり勝負で決着。
参考レースは上級条件のこの3レースとしました。
ラップ構成を見ると2ハロン目で一番速いタイムが、最終8ハロン目で一番遅いタイムが出る傾向にあるようです。
さて今回の登録馬の中で似たラップ構成で好成績を収めている馬はいるでしょうか。
前哨戦のラップ構成と出走馬についての印象を確認してみます。
ステップレース ラップ確認
武蔵野S
12.0-11.0-11.4-11.7-12.1-12.1-11.9-12.5
1000m 58.2
勝ち馬 ノンコノユメ(後方待機→一気差し)
伏竜Sで敗戦の経験あり。
12.7-11.5-13.0-13.0-12.5-12.5-12.6-12.3-12.9
中弛みのスローペースを差し損ね。
短評:上がり一気。坂上がってから突き放す。定位置が、中京ではどうか。
みやこS
12.0-11.3-12.2-12.1-11.9-11.6-11.9-12.4-12.4
1000m 59.5
勝ち馬 ロワジャルダン(中団から抜け出す)
短評:不良馬場の速いラップの流れから抜け出し差し切り。
ただし良馬場で勝ち損じがある点がネック?
血統背景は良好。キンカメ×SS。が、昨年のサンビスタと印象被る。
3着ローマンレジェンド(先行追走からの粘走。3着確保)
短評:古豪健在。ケガで年齢の割に出走回数少なく馬体が若い。
昨年3着。高速馬場を先行して粘った点に好感。
シリウスS
12.6-11.6-11.2-13.6-13.3-12.6-12.1-12.1-12.4-13.1
1000m 62.3
勝ち馬 アウォーディー(回避)
3着ナムラビクター(出遅れから追込一気)
短評:秋山Jに手替わりで昔の先行策を取れれば昨年2着の再現も。
逆に言えば、前付出来ねば、勝ち負けに持ち込めない可能性が高い。
血統背景はパワー系SSの産駒で、馬場が乾けば狙える。
JBCC
12.6-11.7-12.5-13.2-12.7-12.4-12.3-12.1-11.8-13.1
1000m 62.7
勝ち馬 コパノリッキー(逃げ切る)
3着 ホッコータルマエ
短評:先行勢は馬場に助けられた感。地方の砂は水分を帯びると、重くなる。
それを考えると、押し切った点に関してはプラス材料と捉えるべきか。
JBCL
12.2-11.6-12.0-11.8-11.8-12.5-13.6-13.1-12.9
1000m 59.4
勝ち馬 ホワイトフーガ(未登録)
2着 サンビスタ(先行集団追走→流れ込む)
短評:JBCCとは違いかなり早い流れ。レースラップの最後3Fが極端に遅くなっている。
サンビスタは勝ち馬から5馬身とチギられた形だが、昨年とは異なり前々での競馬が出来るようになった。
コンスタントに使われている点は気になるが、中京の砂とは相性が良さそうで昨年以上があっても。
次に単純にラップ構成のみを並べてみます。
※想定したラップ構成も記載しておきます。
12.0-11.0-11.4-/11.7-12.1-12.1-11.9-12.5 武蔵野S
12.0-11.3-12.2-/12.1-11.9-11.6-11.9-12.4-12.4 みやこS
12.6-11.6-11.2-/13.6-13.3-12.6-12.1-12.1-12.4-13.1 シリウスS
12.6-11.7-12.5-/13.2-12.7-12.4-12.3-12.1-11.8-13.1 JBCC
12.2-11.6-12.0-/11.8-11.8-12.5-13.6-13.1-12.9 JBCL
12.6-11.7-13.2-/12.9-11.9-12.2-12.4-11.7-12.4 2014チャンピオンズC
12.7-10.9-13.1-/12.4-12.2-11.8-12.4-13.0-13.1 ジュライS
12.9-11.0-12.8-/12.2-12.3-12.2-12.3-12.0-13.2 ※東海S(参考:凍結防止剤)
12.5-11.0-12.9-/12.5-12.0-12.0-12.1-12.7-12.7 ※予想ラップ構成
ラップタイムの変化の仕方が傾向に一番似ているレースはJBCクラシック。
このレースの勝ち馬はコパノリッキー。逃げ切り勝ちでした。
今回のメンバー構成や枠順を見る限り、最低でも4角3番手以内で回ってくる可能性が高いと見ます。
番手からの競馬もこなせる点から見ても、今回も勝ち負けの対象と見て良いと思います。
軸馬候補として、コパノリッキーを推奨しておきます。
あと惑星は香港からの刺客、ガンピット。
香港のAWは相当力の要る馬場とのことで、そこで逃げまくっているという点は注意しておく必要性がありそうです。
ホッコータルマエのGI10勝目という偉業が達成されるかにも注目のチャンピオンズC。
はたしてどのような結果となるのでしょうか。
執筆者:葵(元K-MCS)(MYコロシアム>最新予想にリンク)
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