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〔本紙の狙い〕アーバニティを本命に推す。1200メートルを使い出してから、1600万下とGIIIオーシャンSを連勝。ペースの速いスプリント戦は気負うことなくレースを進められるため、勝負どころでいい脚を使える。勝ちっぷりにはまだ余裕があり、GIに入っても何らヒケをとらない。中1週~連闘後というきついローテーションだが、充実期らしく元気一杯。状態は絶好だ。15番枠は特に有利ではないが、ここなら逃げ先行馬を目標にスムーズなレースができるはずだ。平坦コースのほうが持ち味の瞬発力はさらに生きそうで、戴冠のチャンスは十分だろう。実力No.1のスリープレスナイトが相手の筆頭。長期休養明けのため、一枚割り引いたが、臨戦態勢は整っている。ファリダットが▲。歯がゆいレースが続いているが、秘めた能力はGI級。展開が向けば、一気に台頭できる。
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《栗東》GI連勝を狙う(4)スリープレスナイトは坂路1本の最終調整。気合十分でパワフルなフットワークが印象的だ。「中間にじんましんとかいろいろあったが、この馬の力は出せると思う。頑張ってほしい」と田崎厩務員は好仕上がりをアピール。
(8)ファリダットは、坂路でスムーズに折り合い、前走以上の気配で上積み十分だ。「追い切ったあとも変わりなくここまでこれた。欲しかった枠になったし、あとは末脚が生きる展開になれば」と吉田厩務員。僚馬アルナスラインが日経賞で重賞初制覇となり、ファリダットも続けるか。昨年の覇者(10)ファイングレインが意欲的な前日調整。DWコースで終いを伸ばし、ラスト1ハロン11秒6と気合をつけた。「いい動きだったね。レースに向けていい味付けができました」と影山調教助手。
阪急杯勝ちの(16)ビービーガルダンはBコースで大きめのキャンター。「状態面は何の問題もありません」と宇佐美調教助手。シルクロードSを勝った(7)アーバンストリートは坂路1本。「いい雰囲気でレースに臨めそう」と植平調教助手。(13)ローレルゲレイロは角馬場からDWでキャンター。「ここを目標にやってきた。勝てるデキにあります」と平岩厩務員は状態面に自信タップリ。
(14)ドラゴンファングは坂路1本の最終調整。甲斐調教助手は「乗った感じは軽くて、いいフットワーク。とにかく調子はいい」と抜群の感触だ。(5)トウショウカレッジはDWコースでキャンター。「いい反応でした。調子の変動が少なく、いい状態をキープ」と坂井調教助手。
《中京競馬場》前日輸送の関東馬は午前4時に出発。(15)アーバニティは11時に中京競馬場に到着した。抜群の追い切りのあとも疲れを見せず、輸送もクリアした。山本調教厩務員は「ここにきて落ち着きが出てきました。連闘で使った疲れはないし、(外枠でも)ノリさんがうまく乗ってくれるでしょう」と横山典騎手にすべてを託す。
昨年の2着馬(9)キンシャサノキセキは10時45分に到着。「馬がやる気になってくれれば」と小林厩務員。(3)アポロドルチェは10時に到着。東調教厩務員は「2回使って上向いています」と上積みを強調する。(11)アイルラヴァゲインは金曜に入厩して土曜日は装鞍所からパドックをスクーリングした。