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レース条件が目まぐるしく変遷してきた中京競馬場を代表する中距離重賞で、現在は大阪杯の前哨戦の役割を担っている。G3のハンデ戦時代は一線級には届かない脇役たちの主戦場だったが、G2の別定戦になった第32回(1996年)を境に大幅にレベルアップ。第34回(1998年)のサイレンススズカ、第36回(2000年)のメイショウドトウ、第38回(2002年)のツルマルボーイなど、G1馬やのちのG1馬による勝利が多くなった。第39~41回(2003~2005年)はタップダンスシチーがレース史上初の2連覇および3連覇を達成。また、施行時期の変更にともない、第52~53回(2016~2017年)のヤマカツエースは3カ月の間隔で変則的に2連覇を飾ることになった。
1965年に中京砂1800mを舞台に別定重賞として創設。翌年よりハンデ戦となり、1970年の第6回は「博多ステークス」の名称で小倉芝1800mにて開催された。1971年に、この年より新設された中京芝コースの1800mに舞台を移し、1974年に競走名が「東海テレビ杯金鯱賞」に変更。1984年のグレード制導入時にG3に格付けされた。その後、1996年のG2昇格をきっかけにハンデ戦から別定戦に変更され、距離も芝2000mに延伸。1997年に競走名が「金鯱賞」に再改称された。長らく宝塚記念の前哨戦として機能してきたが、2017年の大阪杯G1昇格に合わせるかたちで施行時期を移動。同競走の前哨戦に位置付けられるようになった。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第60回 |
2024年3月10日
中京
芝2000m
|
プログノーシス
栗
牡6 川田将雅
中内田充
|
第59回 |
2023年3月12日
中京
芝2000m
|
プログノーシス
栗
牡5 川田将雅
中内田充
|
第58回 |
2022年3月13日
中京
芝2000m
|
ジャックドール
栗
牡4 藤岡佑介
藤岡健一
|
第57回 |
2021年3月14日
中京
芝2000m
|
ギベオン
栗
牡6 西村淳也
藤原英昭
|
第56回 |
2020年3月15日
中京
芝2000m
|
サートゥルナーリア
栗
牡4 C.ルメール
角居勝彦
|
第55回 |
2019年3月10日
中京
芝2000m
|
ダノンプレミアム
栗
牡4 川田将雅
中内田充
|
第54回 |
2018年3月11日
中京
芝2000m
|
スワーヴリチャード
栗
牡4 M.デムーロ
庄野靖志
|
第53回 |
2017年3月11日
中京
芝2000m
|
ヤマカツエース
栗
牡5 池添謙一
池添兼雄
|
第52回 |
2016年12月3日
中京
芝2000m
|
ヤマカツエース
栗
牡4 池添謙一
池添兼雄
|
第51回 |
2015年12月5日
中京
芝2000m
|
ミトラ
美
セ7 柴山雄一
萩原清
|
第50回 |
2014年12月6日
中京
芝2000m
|
ラストインパクト
栗
牡4 川田将雅
松田博資
|
第49回 |
2013年11月30日
中京
芝2000m
|
カレンミロティック
栗
セ5 池添謙一
平田修
|
第48回 |
2012年12月1日
中京
芝2000m
|
オーシャンブルー
栗
牡4 C.ルメール
池江泰寿
|
第47回 |
2011年5月28日
京都
芝2000m
|
ルーラーシップ
栗
牡4 福永祐一
角居勝彦
|
第46回 |
2010年5月29日
京都
芝2000m
|
アーネストリー
栗
牡5 佐藤哲三
佐々木晶
|
第45回 |
2009年5月30日
中京
芝2000m
|
サクラメガワンダー
栗
牡6 福永祐一
友道康夫
|
第44回 |
2008年5月31日
中京
芝2000m
|
エイシンデピュティ
栗
牡6 岩田康誠
野元昭
|
第43回 |
2007年5月26日
中京
芝2000m
|
ローゼンクロイツ
栗
牡5 藤岡佑介
橋口弘次
|
第42回 |
2006年5月27日
中京
芝2000m
|
コンゴウリキシオー
栗
牡4 岩田康誠
山内研二
|
第41回 |
2005年5月28日
中京
芝2000m
|
タップダンスシチー
栗
牡8 佐藤哲三
佐々木晶
|
第40回 |
2004年5月29日
中京
芝2000m
|
タップダンスシチー
栗
牡7 佐藤哲三
佐々木晶
|
第39回 |
2003年5月31日
中京
芝2000m
|
タップダンスシチー
栗
牡6 佐藤哲三
佐々木晶
|
第38回 |
2002年5月25日
中京
芝2000m
|
ツルマルボーイ
栗
牡4 横山典弘
橋口弘次
|
第37回 |
2001年5月26日
中京
芝2000m
|
ミッキーダンス
栗
牡5 佐藤哲三
服部利之
|
第36回 |
2000年5月27日
中京
芝2000m
|
メイショウドトウ
栗
牡4 安田康彦
安田伊佐
|
第35回 |
1999年5月29日
中京
芝2000m
|
ミッドナイトベット
栗
牡5 河内洋
長浜博之
|
第34回 |
1998年5月30日
中京
芝2000m
|
サイレンススズカ
栗
牡4 武豊
橋田満
|
第33回 |
1997年5月24日
中京
芝2000m
|
ゼネラリスト
栗
牡4 松永幹夫
山本正司
|
第32回 |
1996年6月9日
中京
芝2000m
|
フジヤマケンザン
栗
牡8 村本善之
森秀行
|
第31回 |
1995年6月18日
中京
芝1800m
|
サマニベッピン
栗
牝5 土肥幸広
加藤敬二
|
第30回 |
1994年6月19日
中京
芝1800m
|
マーベラスクラウン
栗
セ4 南井克巳
大沢真
|
第29回 |
1993年6月20日
京都
芝1800m
|
ウィッシュドリーム
栗
牡4 武豊
坪憲章
|
第28回 |
1992年6月21日
中京
芝1800m
|
イクノディクタス
栗
牝5 村本善之
福島信晴
|
第27回 |
1991年6月16日
中京
芝1800m
|
ムービースター
栗
牡5 武豊
坪憲章
|
第26回 |
1990年6月17日
中京
芝1800m
|
マロングラッセ
栗
牝6 角田晃一
庄野穂積
|
第25回 |
1989年6月25日
中京
芝1800m
|
マルブツファースト
栗
牡7 村本善之
大久保正
|
第24回 |
1988年6月26日
中京
芝1800m
|
パッシングパワー
栗
牡5 高橋隆
大久保石
|
第23回 |
1987年6月28日
中京
芝1800m
|
ノックアウト
栗
牡4 南井克巳
田中良平
|
第22回 |
1986年7月6日
中京
芝1800m
|
イズミスター
栗
牡4 土肥幸広
白井寿昭
|
第1~8回(1965~1972年)は1月下旬~11月上旬で転々と開催。第9~22回(1973~1986年)は7月上旬~中旬。第23~31回(1987~1995年)は6月中旬~下旬。第32~47回(1996~2011年)は5月下旬~6月上旬。第48~52回(2012~2016年)は11月下旬~12月上旬。第53回(2017年)以降は3月上旬~中旬に開催されている。
施行場所:中京芝2000m(左回り) 出走資格:4歳以上 1着賞金:6700万円 負担重量:別定
1965年 | 中京砂1800m、4歳(現在の3歳)以上、別定、「金鯱賞」として創設 |
1966年 | 負担重量をハンデキャップに変更 |
1969年 | 出走資格を5歳(現在の4歳)以上に変更 |
1970年 | 小倉芝1800mで施行「博多ステークス」の競走名で実施 |
1971年 | 施行場を中京芝1800m、出走資格を4歳(現在の3歳)以上に変更 |
1974年 | 競走名を「東海テレビ杯金鯱賞」に改称 |
1979年 | 阪神芝2000mで施行 |
1984年 | G3(国内独自)に格付け |
1991年 | ムービースターが中京芝1800mのコースレコードを更新 |
1993年 | 京都芝1800m(外)で施行 |
1996年 | G2(国内独自)に昇格施行距離を芝2000m、負担重量を別定に変更混合競走に指定 |
1997年 | 競走名を「金鯱賞」に改称 |
1998年 | サイレンススズカが中京芝2000mのコースレコードを更新 |
2000年 | 国際競走に指定 |
2004年 | 「日本中央競馬会創立50周年記念」の副題を付して実施タップダンスシチーが中京芝2000mのコースレコードを更新、レース史上初の2連覇を達成 |
2005年 | タップダンスシチーがレース史上初の3連覇を達成 |
2007年 | 国際G2に格付け |
2010年 | 京都芝2000m(内)で施行 |
2011年 | 京都芝2000m(内)で施行 |
2012年 | 指定交流競走に指定オーシャンブルーが中京芝2000mのコースレコードを更新 |
2014年 | ラストインパクトが中京芝2000mのコースレコードを更新 |
2017年 | 出走資格を4歳以上に変更1着馬に大阪杯の優先出走権を付与(~現在)ヤマカツエースがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
2022年 | ジャックドールが中京芝2000mのコースレコードを更新 |
2024年 | 「JRA70周年記念」の副題を付して実施 |