◆前走より好状態〔５〕トゥザワールド

　皐月賞２着の（５）トゥザワールドは栗東の坂路をキャンター（４ハロン６３秒２）で駆け上がった。「前走より状態はいい。距離が延びてコースが替わっても不安は感じません」と兼武助手は自信を持って送り出す。〔３〕枠（５）番は、厩舎の先輩オルフェーヴルが２０１１年のダービーを制したときと同じ。「相性がいいですね」と同助手は笑顔を見せた。

◆ゲート駐立練習〔１７〕トーセンスターダム

　皐月賞１１着（１７）トーセンスターダムは、坂路（４ハロン６２秒９）の後にゲート駐立の練習を行った。「今回はスタートがスタンド前なので念を入れました」と兼武助手は説明。「あとはこの馬を分かっているユタカさん（武豊騎手）に任せます」と最多のダービー５勝騎手を信頼している。

◆スタミナは豊富〔１６〕レッドリヴェール

　２００７年ウオッカ以来７年ぶり４頭目の牝馬のＶを狙う（１６）レッドリヴェールは、栗東の角馬場で調整した。「落ち着いている。札幌２歳Ｓで不良馬場の１８００メートルを勝っているし、スタミナ面で不安はない」と須貝調教師。「馬体重は（２９日計量で）４２０キロ。輸送でどれだけ減るかやな。輸送で減ってもいいが、体調さえ維持できたら」と、トレーナーは初めてとなる関東地区への長距離輸送を気にかけていた。

◆文句なしのデキ〔６〕ショウナンラグーン

　青葉賞勝ちの（６）ショウナンラグーンは美浦の坂路をキャンターで３本登坂。中３週だが、体がしぼんだ印象はなく、文句なしの状態だ。「枠もいいところ。ここならユタカちゃん（吉田豊騎手）もロスのない競馬ができると思うよ。前走のデキを維持しているし、いい仕上がりで出せそう」と安瀬厩務員。

◆歩様もスムーズ〔１０〕ベルキャニオン

　プリンシパルＳの勝ち馬で１頭だけ木曜追いを行った（１０）ベルキャニオンは、美浦北馬場で軽めの運動と歩様チェックを行った。「テンションも上がっていないし、歩様もスムーズでした。枠もここ（（１０）番）より外は嫌だったので…。順調で状態もいい」と橋本助手は話した。

◆大外枠は好材料〔１８〕ワールドインパクト

　青葉賞２着の（１８）ワールドインパクトは、栗東の坂路で４ハロン６３秒６をマークした。「変わらずいい状態をキープしていますし、前走と同じくらいの体重で出せそう」と友道調教師はニッコリ。大外（１８）番も「今まで少頭数の競馬が多く、馬混みを経験していないので、外の方がよかった。うまく末脚を発揮できれば」と好材料とみている。

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