競馬ニュース > 記事
中山開幕週のメーンはサマーマイルシリーズ最終戦「第63回京成杯AH」。中京記念の覇者グレーターロンドンが蹄不安のために回避し、関屋記念Vのプリモシーンは秋華賞に直行。シリーズ敗戦組に王座奪取のチャンスが巡ってきた。
ワントゥワンは中京記念5着→関屋記念2着で7ポイントを獲得。シリーズ3位につけており、勝てば文句なしの女王に輝く。前走は道中最後方から上がり3F32秒8の鬼脚でクビ差まで肉薄。デビューからの23戦すべてで上がり3F3位以内をマークと、末脚の安定感は驚異的だ。「勝ち馬とは斤量差もあったし、よく頑張ってくれています」と、仲田助手も力走をねぎらう。
29日の坂路では4F53秒5、ラスト1F12秒1(一杯に追う)で、同じく京成杯に出走予定の僚馬ヒーズインラブに半馬身先着と元気いっぱいだ。「追い切りもしっかり消化できていますし、状態は良さそう。あとは初の中山がどうかですね」と仲田助手。おむすび形のトリッキーなコースは追い込み型に不利だが、そこは東のリーディング男・戸崎も心得たもの。重賞初V&シリーズ制覇と、ダブルの栄冠をもぎ取る。(夕刊フジ)
★京成杯AHの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載