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第42回エリザベス女王杯(12日、京都11R、GI、3歳上牝馬オープン国際(指)、定量、芝・外2200メートル、1着本賞金9300万円 =出走18頭)最強牝馬決定戦は5番人気のモズカッチャンが、ゴール直前で差し切り勝ち。オークス2着、秋華賞3着の3歳世代の実力馬が、年長馬を相手に悲願のGI初制覇を飾った。ミルコ・デムーロ騎手(38)は、昨年のクイーンズリングに続く連覇とともに今年のGI5勝目。年間最多GI勝利へあと1となった。タイム2分14秒3(良)。
モズカッチャンの北側雅司オーナー(66)=(株)キャピタルシステム代表=の代理として表彰台にあがった息子の司さん(39)は「直線では『ミルコ、頑張れ!』と大声が出ました」と、モズの勝負服と同じ茶色のネクタイを着用したスーツの胸を張った。グランプリボス(2011年のNHKマイルC制覇)の代表オーナーでもある司さんは「カッチャン(父の友人の呼び名から命名)は長い距離も走れて夢が広がります。父のGI制覇の夢もかなってハッピーです」と感無量の表情だった。
一方、生産者の目黒牧場場長の目黒忠法さん(60)は「牧場創業65年で重賞(サンスポ賞フローラS)もGIも初めてモズカッチャンが勝ってくれました。まだ実感がなく、信じられない」と顔を紅潮させた。
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