競馬ニュース > 記事
東京で14日、GI5連戦の第2弾「第12回ヴィクトリアマイル」(芝1600メートル)が行われる。古馬女王決定戦で中心となるのは、15年オークス&秋華賞馬で、昨年2着のミッキークイーン。前哨戦のサンスポ杯阪神牝馬Sを危なげないレースぶりで快勝し、完全復活をアピールしている。
引退の瀬戸際から見事に蘇った。今年初戦のサンスポ杯阪神牝馬Sでミッキークイーンは、ベストとはいえないマイルと不慣れな道悪という状況のなか、中団を手応え良く追走し、メンバー最速タイの3F34秒0の末脚で突き抜けた。
秋華賞以来となる待望の勝利に「ただただ、この馬の根性に感動した。去年、靱帯炎を発症したときには引退も考えていたので」と、池江調教師は感無量だ。かつて厩舎の初GI(朝日杯FS)を制したドリームジャーニーも同じ病で苦しんでいた過去があり、強靱な精神で見事に乗り越えた愛馬に敬意を込める。
3つ目のGI奪取へ4月下旬から時計を出し始め、先週4日はCWコースでラスト1F11秒8をマークし、貫禄の2馬身半先着を果たした。
「昨秋の2戦(エリザベス女王杯3着、有馬記念5着)も、当時の状態を思えば本当によく走っている。今は不安がなくなり、CWコースでしっかり負荷をかけられるからね。前走時はかなり動きが良くなったと思っていたけど、今回もいい」
昨年は阪神牝馬Sと本番で(2)(2)着。今年は前哨戦を勝ち、本番も勝つしかない。桜花賞を除外され“幻の3冠馬”といわれた逸材が、古馬としても女王の座をつかむか。(夕刊フジ)
★ヴィクトリアマイルの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
-
(退会ユーザー)
-
レイ背景予告を見た
-
81c92938ff
-
とうこうえるざ