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《阪神大賞典=A》勝ちタイム3分2秒6はコースレコードにわずか0秒1差と優秀。5ハロンごとのラップは61秒5-60秒4-60秒7で、中だるみが多い長距離戦にあって、中盤のラップが一番速いレースは珍しい。かなりのスタミナが求められた一戦。1着サトノダイヤモンドと2着シュヴァルグランは長距離馬としての資質が相当高い。
《大阪杯=A》GI昇格にもかかわらず過去10年で3番目に速い程度のV時計は物足りなく映るが、今年の馬場は例年の良馬場と比べて力の要る状態だった。前後半5ハロン59秒6-59秒3という緩みない流れを早めに動いて押し切ったキタサンブラックは強いの一語。前年2着時より明らかに成長している。
《日経賞=B》残り1400~400メートルまでが加速ラップで、ラスト1ハロンで12秒6と急失速する競馬。一見、ド派手なシャケトラの差し切りも、展開に恵まれたものと考えられる。逆に厳しいペースを前々で追走したゴールドアクターは巻き返しの余地あり。
《ダイヤモンドS=C》超スローで上がりの競馬を後方から差し切ったアルバートの力が抜けていた。ただ、展開、メンバーレベル的に本番につながるとは言い難い。
結論 近年では飛び抜けてハイレベルだった阪神大賞典の勝ち馬サトノダイヤモンドが中心。同2着のシュヴァルグラン、そして大阪杯を勝ったキタサンブラックを加えた3頭の争いが有力。他では日経賞で展開が向かず5着に敗れたゴールドアクターを押さえに。
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