今週の東西調教ウオッチャーは、根岸ＳとシルクロードＳを取り上げる。美浦からは東京サンスポの片岡、板津両記者、栗東から大阪サンスポの鈴木、渡部両記者が参加して、追い切りの動きから、それぞれ狙い馬を推奨した。

　渡部　先週はラスベガスでカジノ三昧。一獲千金を狙ったのですが、夢中になりすぎて金欠に…。今週の競馬で取り返しますよ。

　鈴木　いい意気込みやな。まずは、根岸Ｓからいこう。高配当を狙うならゴールスキーがおもしろそう。今週は坂路で４ハロン５２秒４－１２秒３。フットワークが力強かったよ。昨年の勝ち馬で、舞台設定は文句なし。前走のファイナルＳ１２着から、一変があるかもしれない。

　渡部　僕は３年前の勝ち馬シルクフォーチュンが気になりますね。今週は馬なりでも、追えばはじけそうな走りっぷり。予定していたカペラＳは左肩跛行（はこう）で除外でしたが、中間の動きからも影響はなさそうです。

　板津　関東では、初ダートのロゴタイプを推奨します。今週はＷコースで手応え十分（５ハロン６４秒５）の動きでした。２歳時のベゴニア賞で、Ｍ・デムーロ騎手が「ダートでもかなり走れそう」と進言したくらいですし、違った一面を見せる可能性は十分にあります。

　片岡　レーザーバレットもおもしろそう。今週は坂路で４ハロン５６秒６－１４秒７と時計を要したけど、雨でグチャグチャの馬場だったから、数字をうのみしたらアカン。東京巧者でもあるし、勝ち負けできると思う。

　鈴木　ではシルクロードＳにいきましょうか。ベルカントに注目しています。今週は坂路で４ハロン５５秒１でも、１週前の２２日は同５０秒９と一番時計をマークしているし、体調はよさそう。

　片岡　セイコーライコウも１週前にしっかりやって、今週は軽めのパターン。デキが上向いて走りに力強さが出ているし、軽視せん方がいい。

　板津　木曜追いのベステゲシェンクは、余力がありながらも重心の低いフォーム。動きに力強さがあり、好感が持てます。

　渡部　サドンストームは坂路でラスト１ハロン１２秒１。シャープな伸び脚が目を引きました。流れひとつで突き抜けていいくらいのデキでしょう。

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