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◆ドシッと落ち着き〔10〕ダイワファルコン
中山コースは【5・3・1・5】とめっぽう得意の(10)ダイワファルコンは美浦・北Bコースでキャンターで1周半。その後はクールダウンを兼ねて障害コースを常歩(なみあし)でのんびりと歩いた。体の張りが良く、大きく見せて調子は良さそうだ。
飯田調教助手は「力強い走りをしながらも、精神的にもドシッと落ち着いている。有馬記念の後も、いい意味で変わりなく来ている」と順調さを伝える。
◆不安面一切なし〔14〕タッチミーノット
前走の中山金杯で重賞初制覇を果たした(14)タッチミーノットは、美浦・南Aコースでキャンターを1周半。馬自身が精神的にもたくましくなった印象を受ける。
吉沢調教助手は「不安な面が一切ないし、雰囲気は中山金杯を勝った前回よりもいい。外枠が当たってしまったが、距離の1800メートルは問題ない」と重賞連勝に意欲を見せる。
◆疲れとれスッキリ〔15〕ナカヤマナイト
(15)ナカヤマナイトは美浦・南Aコースでキャンターを1周半。気負うような面もなく気持ち良さそうに周回した。三浦調教助手は「有馬記念(7着)の疲れはすっかり抜けた。状態がいいし、AJCCを自重したのが結果的に良かったね」とデキの良さに太鼓判。主戦の柴田善騎手も「体がしっかりして、以前よりも動けるようになった。筋肉が盛り上がっていい形になってきた。距離は問題ないし、このあたりで勝ち負けしないと…」と好勝負を意識する。
◆〔4〕トーセンレーヴ、〔12〕ダノンバラードともに雰囲気上々
池江寿厩舎の(4)トーセンレーヴと(12)ダノンバラードは午前9時に栗東を出発し、午後3時42分に中山競馬場に到着。2頭一緒に引き運動をして体をほぐした。ともに落ち着いていて雰囲気は上々だ。
トーセンの音瀬調教助手は「今回はビュイック騎手の進言があってリングバミを使う予定。以前と違って気が入り過ぎずに落ち着いています」と気性面の成長を指摘。ダノンの田重田(たじゅうた)調教助手は「具合は相変わらずいい。右にモタれる癖はあるけど、ベリー騎手も2回目なので問題ないでしょう。競馬は甘くないけど、今度はすっきりと勝ってほしいです」と重賞連勝を狙う。
◆体力もついてきた〔8〕アンコイルド
白富士Sで4連勝を決めた(8)アンコイルドは、栗東からひと足早く金曜に中山競馬場入り。土曜朝は厩舎の周囲で引き運動を行った。
矢作調教師は「調教では、特に坂路だとあまり動けないけど、実戦ではしっかりと結果を出してくれる。潜在能力に体力もついてきた感じ」と指摘。「夏の新潟で負けているように、夏場はあまり強い方じゃないので寒い時季がいいみたい。ここでいい競馬ができれば、先々まで楽しみだ」と上位争いを願う。
◆〔9〕シルポート徹底して先行で
昨年の中山記念でフェデラリストの2着に踏ん張った(9)シルポートは、栗東を午前5時に出発して午後0時33分に中山競馬場に到着した。「8歳になったが、この馬なりに状態はいい。ただ、去年に比べると今年の方がメンバーの層が厚いから力関係がどうか」と西園調教師。「ウチは今年も思い切って行ってもらうよ」と徹底先行を主張する。