ＪｐｎⅠ３勝の古豪②メイショウハリオは、栗東角馬場で体をほぐしたあと、軽快に登坂。湊助手は「最近は落ち着きが出てきました。前走は休み明けのぶんもあったでしょうし、上積みがあると思います。レース前にゲート練習をするつもりです」と最後まで万全を尽くすつもりだ。

ＪＢＣクラシック３着からの臨戦となる一昨年の勝ち馬④テーオーケインズは、栗東坂路をパワフルなフットワークで駆け上がった。高取助手は「前回より状態は断然いい。体を増やしたいと思っていたし、プラスで出せそう。現状の力は出せると思います」と語った。

この舞台で４勝を挙げるリーチザクラウン産駒の⑧アーテルアストレアは、栗東坂路でキビキビとした動き。橋口調教師は「元気いっぱいで、気合が乗っている感じがします。一番得意なコースですからね。相手は強いですが、ベストな条件なので、そこを生かしたいです」と語った。

昨年２着でＧⅠ初戴冠を狙う４歳の⑨クラウンプライドは、栗東角馬場で体をほぐした。新谷調教師は「全部いいよ。追い切った後、疲れが皮膚とかに出る馬もいるけど、そんなこともなく毛づやもいいし、体つきもいいですね。フレームも良くなりました」と好気配を伝えた。


前走のシリウスＳでＪＲＡ重賞初制覇を飾って勢いに乗るキズナ産駒の⑪ハギノアレグリアスは、栗東角馬場から坂路へ。井本助手は「先週に比べ、だいぶ素軽くなってきました。今週もしっかりと攻められましたからね。スイッチが入って競馬モードになっています」と胸を張った。

無傷の５連勝で初めてのＧⅠに挑むヘニーヒューズ産駒の⑫セラフィックコールは、栗東坂路を落ち着いて駆け上がった。寺島調教師は「いつも通り坂路で。気合も乗って、変にうるささもなく、いつも通りの集中力があります。いい状態でいけそうですね」と自信の口ぶりだった。

史上４頭目となる同一年のＪＲＡ・ダートＧⅠ完全制覇を狙うレモンドロップキッド産駒の⑮レモンポップは、午前１１時１３分に決戦の地へ到着した。田中博調教師は「落ち着いていますし、５歳になってあまり波がなくなってきました。輸送も苦にしないタイプです」とうなずいた。

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