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昨年のエフフォーリアに続く皐月賞馬の盾獲りへ。ジオグリフが同世代も古馬もまとめて打ち負かし、中距離ロードの頂点に立つ。
共同通信杯2着から迎えた皐月賞。初コンビの福永騎手が好位の外めでバッチリ折り合いをつけて、直線は同厩舎の好敵手イクイノックスとの追い比べを制しクラシックホースに輝いた。日本ダービーでは7着に敗れたが、「取りたいポジションが取れなかったし、そのせいで少し息も入れづらくなった。最後伸びあぐねたのは道中うまく脚をためられなかったところもあったと思います」とジョッキーは力負けではないことを強調した。
そのあと、右前第1指骨を骨折したが、症状はごく軽度。調整は極めて順調で、26日のWコースでラスト1ハロン11秒3(6ハロン84秒4)と抜群の伸びを披露した。手綱を取った主戦は「動きは非常に良かった。体も大きくなって体重が増えていると聞いていましたが、跨がったときからバランスの良さを感じました。美浦に乗りに来て、さらに楽しみが増えました」と賛辞を惜しまなかった。
札幌2歳S、皐月賞とタイトルを獲得したのはいずれも右回りで時計を要する条件。東京の今回はメンバー的に時計が速くなりそうで地力が求められるが、「GⅠ馬ですから。2000メートルになるのは前回よりいいし、ジオグリフにとって力を出しやすい、いいコースだと思います」と絶対の自信を抱いている。ダービーのリベンジへ、皐月賞馬が強豪ひしめく府中で秋の盾をつかみ取る。
〝究極の3連単〟はジオグリフを1着に固定。相手を4頭に絞った計12点で勝負だ。(夕刊フジ)