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大阪杯の出走馬が31日、確定した。さまざまな角度から有力馬をあぶり出す『ZBAT!ピックアップデータ』は、昨年のエリザベス女王杯を制したアカイイトに注目。キズナ産駒は昨年以降の阪神芝内回りで好成績を残しており、ここは絶好の狙い目だ。
昨年の年度代表馬エフフォーリア、目下5連勝中のジャックドールが注目を集めるが、舞台は内回りの阪神芝2000メートル。紛れが起こる可能性は大いにある。『ZBAT!ピックアップデータ』は、昨秋のエリザベス女王杯を制したアカイイトを主役に推す。
キズナ産駒は昨年以降、阪神芝の内回りコースで3位の13勝を挙げ、単勝回収率168%をマークしている。アカイイトは距離こそ異なるが、内回りの阪神芝2200メートルで行われた昨秋のエリザベス女王杯で優勝。同レースは、2着で今回も参戦しているステラリアとのキズナ産駒のワンツーフィニッシュだった。
また2017年にGⅠ昇格後の大阪杯は、前走・金鯱賞組が【2・1・1・14】。18年にスワーヴリチャード、19年にアルアインが勝っている。アカイイトはその前走で、大人びたレース運びを披露。これまではしまいに賭けるスタイルだったが、中団で折り合って、ラストもしっかり脚を使って3着に入った。中竹調教師は「前哨戦としては文句ない内容だった。レースの幅も広がったね」と収穫を強調する。末脚勝負で11着に敗れたステラリアに対して、伸びしろを示した点を評価したい。
元来、叩き良化型で中2週での臨戦はプラン通り。5歳を迎えて充実ぶりが光るアカイイトが、GⅠ2勝目を手繰り寄せる。