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《美浦》産経賞オールカマーで重賞3勝目を挙げたウインマリリン(手塚、4)は、Wコースでマイネルファンロン(OP)と併せて5ハロン67秒4-12秒1。馬なりで半馬身遅れた。手塚調教師は「息遣いや中身はできているが、いつもに比べて動きが本物じゃないですね。右肘の腫れが大きくなってきたので、治療を継続しながら調整を進めていきたい」と話した。
同2着のウインキートス(宗像、4)はWコースで直線で仕掛けられ、6ハロン82秒0-11秒8マークした。「順調に調整できているし、きょうは外めを回って負荷をかけた。これで状態が上がってくると思う」と宗像調教師。
クイーンS勝ちのテルツェット(和田郎、4)はWコースで直線仕掛けられ、ラスト1ハロン11秒7(5ハロン69秒1)と鋭く反応。余裕をもって僚馬と併入した。「折り合いは良かったですし、追ってからもしっかり動けていました。あとはテンションが上がりすぎないように調整していきたい」と和田郎調教師。
《栗東》レイパパレ(高野、4)は坂路で4ハロン53秒0。ラスト1ハロン12秒5の伸びでフィニッシュを決めた。タイキドミニオン(2勝クラス)に1馬身先着し、格上らしい貫録の走り。課題の折り合い面もスムーズだった。高野調教師は「いい動きでした。調整ではちゃんと乗り役の指示に従えていますし、乗りやすくなっています。誰が乗っても乗りやすく調教して、力を出せる状態でレースへ」と説明した。なお、選出された香港C(12月12日、シャティン、GI、芝2000メートル)への出否は未定。
シャムロックヒル(佐々木、4)はCWコースでラスト1ハロン11秒6(6ハロン80秒7)。単走で俊敏な反応を披露した。「時計が出たし、いい動きだったよ。2200メートルの内回りは、この馬にとっていい条件」と佐々木調教師は話した。
ステラリア(斉藤崇、3)はCWコースで6ハロン82秒7-11秒9で、ギブンアンソート(1勝クラス)に4馬身先着。「松山騎手に感触を確かめてもらいました。順調にきています。休み明けを1回使って馬自体は良くなっています」と斉藤崇調教師は語った。
アカイイト(中竹、4)は4ハロン53秒0(ラスト1ハロン12秒8)で登坂。「馬場の悪いなかで、よく動けていました。1回使って良くなっています。スタートを決めて流れに乗るレースができれば」と柴田助手。
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