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京都の土曜メインは2歳牝馬によるGIIIファンタジーS(11月2日、芝1400メートル)。重賞連対馬のエントリーもなく混戦模様だが、未勝利戦(札幌芝1500メートル)、今回と同じ京都芝・外回り1400メートルのりんどう賞(1勝クラス)と連勝中のヤマカツマーメイド(栗東・池添兼雄厩舎)が中心になりそう。中3週の今回も併せ馬でしっかり追い切られるなど調整は順調。重賞5勝を挙げた半兄ヤマカツエース(父キングカメハメハ)に続く重賞ウイナーの仲間入りを果たすか。
マジックキャッスル(美浦・国枝栄厩舎)は福島芝1200メートルの新馬戦を4馬身差で圧勝し、続く前走のサフラン賞(東京芝1600メートル)も好位からしぶとく伸びてクビ差2着と、レースセンスは屈指の印象だ。今回は初の関西圏への遠征だが、平常心で臨めればチャンスは十分ありそう。
ケープコッド(美浦・高柳瑞樹厩舎)は函館芝1200メートルの未勝利戦を5馬身差で圧倒。つづくオープンのすずらん賞(札幌芝1200メートル)もハナを奪ってあっさり逃げ切った。ここは1ハロンの距離延長に加え、初の輸送競馬も課題となるが、スピードは互角以上だ。
ヒルノマリブ(栗東・北出成人厩舎)はすずらん賞で0秒2差の2着に敗れたが、上がり3ハロン(35秒9)はメンバー最速で勝ち馬をしのいでいた。距離延長で逆転を狙う。
シャレード(栗東・藤原英昭厩舎)は1番人気に推されたオープンのききょうS(阪神芝1400メートル)では最後に伸び切れず3着に敗れたが、素質は引けを取らない。
エレナアヴァンティ(美浦・宗像義忠厩舎)はオープンのダリア賞(新潟芝1400メートル)を快勝。新潟2歳Sでは5着に敗れたが、距離短縮で反撃を目指す。
クリアサウンド(栗東・杉山晴紀厩舎)は新潟2歳Sで4着。芝1400メートルは中京のデビュー戦で圧勝している。レジェーロ(栗東・西村真幸厩舎)は阪神芝1400メートルの未勝利戦を6馬身差でV。380キロ台と小柄ながら未知の魅力にあふれている。
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