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クラシックロードの一角に組み込まれる3歳牝馬限定重賞。クラシックへの直結度はそれほど高くないが、このレースでの活躍を機にG1ホースに上り詰めた馬は多い。1990年代は第29回(1994年)のヒシアマゾン、第30回(1995年)のエイシンバーリンといったマル外の個性派たちが高いパフォーマンスを披露。第34回(1999年)を勝ったウメノファイバー、第39回(2004年)を制したダイワエルシエーロは、その後にオークス馬となった。また、第46回(2011年)のホエールキャプチャ、第47回(2012年)のヴィルシーナ、第51回(2016年)のメジャーエンブレムなど、2010年以降の代表的な勝ち馬は、同じ東京芝1600mで行われるヴィクトリアマイルやNHKマイルカップでG1タイトルを獲得している。
レース創設は1966年で、第15回(1980年)までは中山で行われることがほとんどだった。第16回(1981年)に東京芝1600mに舞台が移り、現在に至る。1969年に競走名を「デイリー杯クイーンカップ」に変更。1984年のグレード制導入時にG3に格付けされた。距離は桜花賞と同じ芝1600mだが、東京で行われるということもあってか、優駿牝馬(オークス)を最大目標に掲げる中長距離適性が高い馬の参戦が多い。そして実際に、桜花賞よりも優駿牝馬(オークス)で活躍する馬が多く誕生している。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第59回 |
2024年2月10日
東京
芝1600m
|
クイーンズウォーク
栗
牝3 川田将雅
中内田充
|
第58回 |
2023年2月11日
東京
芝1600m
|
ハーパー
栗
牝3 川田将雅
友道康夫
|
第57回 |
2022年2月12日
東京
芝1600m
|
プレサージュリフト
美
牝3 戸崎圭太
木村哲也
|
第56回 |
2021年2月13日
東京
芝1600m
|
アカイトリノムスメ
美
牝3 戸崎圭太
国枝栄
|
第55回 |
2020年2月15日
東京
芝1600m
|
ミヤマザクラ
栗
牝3 福永祐一
藤原英昭
|
第54回 |
2019年2月11日
東京
芝1600m
|
クロノジェネシス
栗
牝3 北村友一
斉藤崇史
|
第53回 |
2018年2月12日
東京
芝1600m
|
テトラドラクマ
美
牝3 田辺裕信
小西一男
|
第52回 |
2017年2月11日
東京
芝1600m
|
アドマイヤミヤビ
栗
牝3 C.ルメール
友道康夫
|
第51回 |
2016年2月13日
東京
芝1600m
|
メジャーエンブレム
美
牝3 C.ルメール
田村康仁
|
第50回 |
2015年2月14日
東京
芝1600m
|
キャットコイン
美
牝3 柴田善臣
二ノ宮敬
|
第49回 |
2014年2月18日
東京
芝1600m
|
フォーエバーモア
美
牝3 蛯名正義
鹿戸雄一
|
第48回 |
2013年2月9日
東京
芝1600m
|
ウキヨノカゼ
美
牝3 W.ビュイック
菊沢隆徳
|
第47回 |
2012年2月11日
東京
芝1600m
|
ヴィルシーナ
栗
牝3 岩田康誠
友道康夫
|
第46回 |
2011年2月12日
東京
芝1600m
|
ホエールキャプチャ
美
牝3 池添謙一
田中清隆
|
第45回 |
2010年2月20日
東京
芝1600m
|
アプリコットフィズ
美
牝3 蛯名正義
小島太
|
第44回 |
2009年2月21日
東京
芝1600m
|
ディアジーナ
美
牝3 内田博幸
田村康仁
|
第43回 |
2008年2月23日
東京
芝1600m
|
リトルアマポーラ
栗
牝3 武幸四郎
長浜博之
|
第42回 |
2007年2月17日
東京
芝1600m
|
イクスキューズ
美
牝3 北村宏司
藤沢和雄
|
第41回 |
2006年2月18日
東京
芝1600m
|
コイウタ
美
牝3 C.ルメール
奥平雅士
|
第40回 |
2005年2月19日
東京
芝1600m
|
ライラプス
栗
牝3 武豊
松田国英
|
第39回 |
2004年2月21日
東京
芝1600m
|
ダイワエルシエーロ
栗
牝3 福永祐一
松田国英
|
第38回 |
2003年2月22日
中山
芝1600m
|
チューニー
美
牝3 後藤浩輝
鈴木伸尋
|
第37回 |
2002年2月16日
東京
芝1600m
|
シャイニンルビー
美
牝3 岡部幸雄
藤沢和雄
|
第36回 |
2001年2月17日
東京
芝1600m
|
サクセスストレイン
美
牝3 木幡初広
稲葉隆一
|
第35回 |
2000年2月19日
東京
芝1600m
|
フューチャサンデー
美
牝3 横山典弘
伊藤正徳
|
第34回 |
1999年2月21日
東京
芝1600m
|
ウメノファイバー
美
牝3 蛯名正義
相沢郁
|
第33回 |
1998年2月22日
東京
芝1600m
|
エイダイクイン
美
牝3 菊沢隆徳
鈴木康弘
|
第32回 |
1997年1月26日
東京
芝1600m
|
オレンジピール
栗
牝3 田中勝春
山内研二
|
第31回 |
1996年1月28日
東京
芝1600m
|
イブキパーシヴ
栗
牝3 武豊
橋口弘次
|
第30回 |
1995年1月29日
東京
芝1600m
|
エイシンバーリン
栗
牝3 南井克巳
坂口正則
|
第29回 |
1994年1月30日
東京
芝1600m
|
ヒシアマゾン
美
牝3 中舘英二
中野隆良
|
第28回 |
1993年1月31日
東京
芝1600m
|
マザートウショウ
美
牝3 横山典弘
奥平真治
|
第27回 |
1992年2月2日
東京
芝1600m
|
サンエイサンキュー
美
牝3 東信二
佐藤勝美
|
第26回 |
1991年1月27日
東京
芝1600m
|
スカーレットブーケ
栗
牝3 武豊
伊藤雄二
|
第25回 |
1990年1月28日
東京
芝1600m
|
スイートミトゥーナ
美
牝3 岡部幸雄
松山康久
|
第24回 |
1989年1月29日
東京
芝1600m
|
カッティングエッジ
美
牝3 柴田政人
高橋英夫
|
第23回 |
1988年1月31日
東京
芝1600m
|
サークルショウワ
美
牝3 安田富男
古賀末喜
|
第22回 |
1987年2月1日
東京
芝1600m
|
ナカミジュリアン
美
牝3 郷原洋行
八木沢勝
|
第21回 |
1986年1月26日
東京
芝1600m
|
スーパーショット
美
牝3 増沢末夫
森安弘昭
|
第1回(1966年)は4月10日。第2回(1967年)は6月4日。第3回(1968年)は3月3日。第4~16回(1969~1981年)は2月中旬~下旬。第17~32回(1982~1997年)は1月下旬~2月上旬。第33~45回(1998~2010年)は2月中旬~下旬。第46回(2011年)以降は2月上旬~中旬に開催されている。なお、第7回(1972年)は馬インフルエンザの流行にともない4月2日に、第49回(2014年)は降雪にともない2月18日に、それぞれ順延して開催された。
施行場所:東京芝1600m(左回り) 出走資格:3歳牝馬 1着賞金:3800万円 負担重量:馬齢重量
1966年 | 中山芝1800m、4歳(現在の3歳)牝馬、別定、「クイーンカップ」として創設 |
1969年 | 競走名を「デイリー杯クイーンカップ」に改称東京ダート1200mで施行 |
1970年 | 東京ダート1400mで施行 |
1971年 | 施行距離を芝1600m(外)に変更 |
1972年 | 馬インフルエンザの流行にともない4月2日に順延 |
1975年 | 中山ダート1700mで施行 |
1981年 | 施行場を東京芝1600mに変更 |
1984年 | G3(国内独自)に格付け |
1994年 | 混合競走に指定 |
1996年 | 指定交流競走に指定 |
2003年 | 中山芝1600m(外)で施行 |
2007年 | 格付け表記をJpn3に変更 |
2009年 | 国際競走に指定、国際G3に格付け |
2014年 | 降雪にともない2月15日から2月18日に順延 |
2021年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
2024年 | 負担重量を馬齢重量に変更 |