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フィリーズレビュー G2
フィリーズレビューの歴史と概要
本番より200m距離が短い阪神芝1400mの内回りで開催される桜花賞トライアル。古くは第9回（1975年）テスコガビー、第20回（1986年）メジロラモーヌといった名牝が勝ち馬欄に名を連ねる。地方競馬所属馬が出走可能となった第29回（1995年）には、笠松所属のライデンリーダーが直線で目の覚めるような豪脚を披露し、JRA勢を一蹴してみせた。第31回（1997年）はキョウエイマーチが優勝し、本番の桜花賞も連勝してG1ウィナーに。第39回（2005年）の勝ち馬ラインクラフトも桜花賞馬に輝き、さらにはＮＨＫマイルカップをも制してG1の変則二冠を達成。また、第47回（2013年）を制したメイショウマンボは桜花賞こそ10着と大敗したものの、のちに優駿牝馬（オークス）、秋華賞、エリザベス女王杯と3歳時にG1を3勝する躍進を遂げている。
歴史と位置付け
5着までに桜花賞への優先出走権が与えられるトライアル競走として、「阪神４歳牝馬特別（報知杯桜花賞トライアル）」の名称で1967年にレース創設。その後、競走名は1975年に「報知杯阪神４歳牝馬特別（桜花賞トライアル）」、1983年に「報知杯４歳牝馬特別（桜花賞トライアル）」、2001年に「報知杯フィリーズレビュー（桜花賞トライアル）」と名称変更されてきた。1984年のグレード制導入時にG2に格付け。1991年からは桜花賞への優先出走権が上位3着に縮小された。世代トップクラスの牝馬が集まるレースではあるが、本番より距離が200m短いこともあり、直結度はそれほど高くない傾向にある。
歴代優勝馬
1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
| 回数 | 開催日 | 優勝馬 |
|---|---|---|
第58回
|
2024年3月10日
阪神
芝1400m
|
エトヴプレ
栗
牝3 藤岡佑介
藤岡健一
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第57回
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2023年3月12日
阪神
芝1400m
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シングザットソング
栗
牝3 吉田隼人
高野友和
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第56回
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2022年3月13日
阪神
芝1400m
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サブライムアンセム
栗
牝3 池添謙一
藤原英昭
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第55回
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2021年3月14日
阪神
芝1400m
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シゲルピンクルビー
栗
牝3 和田竜二
渡辺薫彦
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第54回
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2020年3月15日
阪神
芝1400m
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エーポス
栗
牝3 岩田康誠
北出成人
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第53回
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2019年3月10日
阪神
芝1400m
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ノーワン
栗
牝3 坂井瑠星
笹田和秀
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第52回
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2018年3月11日
阪神
芝1400m
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リバティハイツ
栗
牝3 北村友一
高野友和
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第51回
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2017年3月12日
阪神
芝1400m
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カラクレナイ
栗
牝3 Ｍ．デムーロ
松下武士
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第50回
|
2016年3月13日
阪神
芝1400m
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ソルヴェイグ
栗
牝3 川田将雅
鮫島一歩
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第49回
|
2015年3月15日
阪神
芝1400m
|
クイーンズリング
栗
牝3 Ｍ．デムーロ
吉村圭司
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第48回
|
2014年3月16日
阪神
芝1400m
|
ベルカント
栗
牝3 武豊
角田晃一
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第47回
|
2013年3月10日
阪神
芝1400m
|
メイショウマンボ
栗
牝3 川田将雅
飯田明弘
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第46回
|
2012年3月11日
阪神
芝1400m
|
アイムユアーズ
美
牝3 Ｎ．ピンナ
手塚貴久
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第45回
|
2011年3月21日
阪神
芝1400m
|
フレンチカクタス
美
牝3 北村宏司
大竹正博
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第44回
|
2010年3月14日
阪神
芝1400m
|
サウンドバリアー
栗
牝3 渡辺薫彦
安達昭夫
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第43回
|
2009年3月15日
阪神
芝1400m
|
ワンカラット
栗
牝3 藤岡佑介
藤岡健一
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第42回
|
2008年3月16日
阪神
芝1400m
|
マイネレーツェル
栗
牝3 池添謙一
五十嵐忠
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第41回
|
2007年3月11日
阪神
芝1400m
|
アストンマーチャン
栗
牝3 武豊
石坂正
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第40回
|
2006年3月12日
阪神
芝1400m
|
ダイワパッション
美
牝3 長谷川浩大
増沢末夫
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第39回
|
2005年3月13日
阪神
芝1400m
|
ラインクラフト
栗
牝3 福永祐一
瀬戸口勉
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第38回
|
2004年3月14日
阪神
芝1400m
|
ムーヴオブサンデー
栗
牝3 安藤勝己
松元茂樹
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第37回
|
2003年3月16日
阪神
芝1400m
|
ヤマカツリリー
栗
牝3 安藤勝己
松元茂樹
|
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第36回
|
2002年3月10日
阪神
芝1400m
|
サクセスビューティ
栗
牝3 藤田伸二
山内研二
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第35回
|
2001年3月11日
阪神
芝1400m
|
ローズバド
栗
牝3 小牧太
橋口弘次
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第34回
|
2000年3月12日
阪神
芝1400m
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サイコーキララ
栗
牝3 石山繁
浜田光正
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第33回
|
1999年3月14日
阪神
芝1400m
|
フサイチエアデール
栗
牝3 武豊
松田国英
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第32回
|
1998年3月15日
阪神
芝1400m
|
マックスキャンドゥ
栗
牝3 四位洋文
伊藤雄二
|
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第31回
|
1997年3月9日
阪神
芝1400m
|
キョウエイマーチ
栗
牝3 松永幹夫
野村彰彦
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第30回
|
1996年3月10日
阪神
芝1400m
|
リトルオードリー
栗
牝3 佐藤哲三
小林稔
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第29回
|
1995年3月19日
京都
芝1400m
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ライデンリーダー
地
牝3 安藤勝己
荒川友司
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第28回
|
1994年3月20日
中京
芝1200m
|
ゴールデンジャック
栗
牝3 四位洋文
北橋修二
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第27回
|
1993年3月21日
阪神
芝1400m
|
ヤマヒサローレル
栗
牝3 猿橋重利
湯浅三郎
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第26回
|
1992年3月22日
阪神
芝1400m
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ディスコホール
栗
牝3 岡部幸雄
山内研二
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第25回
|
1991年3月17日
中京
芝1200m
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イソノルーブル
栗
牝3 松永幹夫
清水久雄
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第24回
|
1990年3月18日
阪神
芝1400m
|
エイシンサニー
栗
牝3 岸滋彦
坂口正則
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第23回
|
1989年3月19日
阪神
芝1400m
|
コクサイリーベ
美
牝3 松本達也
新関力
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第22回
|
1988年3月20日
阪神
芝1400m
|
スカーレットリボン
美
牝3 竹原啓二
松山康久
|
|
第21回
|
1987年3月22日
阪神
芝1400m
|
コーセイ
美
牝3 増沢末夫
尾形盛次
|
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第20回
|
1986年3月16日
阪神
芝1400m
|
メジロラモーヌ
美
牝3 河内洋
奥平真治
|
開催時期
第1～29回（1967～1995年）は3月中旬～下旬。第30回（1996年）以降は3月上旬～中旬に開催されている。なお、第6回（1972年）は馬インフルエンザの流行にともない4月30日に、第45回（2011年）は東日本大震災の影響にともない3月21日に、それぞれ順延して開催された。
競走条件
施行場所：阪神芝1400m（右・内回り） 出走資格：3歳牝馬 １着賞金：5200万円 負担重量：馬齢重量
年表
| 1967年 | 阪神芝1400m、4歳（現在の3歳）牝馬、定量、「阪神４歳牝馬特別（報知杯桜花賞トライアル）」として創設 |
| 1972年 | 馬インフルエンザの流行にともない4月30日に順延京都芝1400m（外）で施行 |
| 1975年 | 競走名を「報知杯阪神４歳牝馬特別（桜花賞トライアル）」に改称施行距離を芝1200mに変更 |
| 1979年 | 施行距離を芝1400mに変更 |
| 1983年 | 競走名を「報知杯４歳牝馬特別（桜花賞トライアル）」に改称 |
| 1984年 | G2（国内独自）に格付け |
| 1991年 | 桜花賞優先出走権取得条件を上位3着に変更中京芝1200mで施行 |
| 1994年 | 中京芝1200mで施行 |
| 1995年 | 指定交流競走に指定京都芝1400m（外）で施行 |
| 2001年 | 競走名を「報知杯フィリーズレビュー（桜花賞トライアル）」に改称 |
| 2003年 | 負担重量を馬齢重量に変更 |
| 2004年 | 混合競走に指定 |
| 2007年 | 格付け表記をJpn2、施行場を阪神芝1400m（内）に変更 |
| 2010年 | 国際競走に指定、国際G2に格付け |
| 2011年 | 東日本大震災の影響にともない3月13日から3月21日に順延「東北関東大震災被災地支援競馬」として実施 |
| 2012年 | 「東日本大震災被災地支援競馬」として実施 |
| 2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
「ROBOTIP」のご紹介
まだウマニティ会員ではない方へ
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