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第252話 「スプリンターズS」
08年 33.6-34.4 =1.08.0 △1△1±0 消耗戦
09年 32.9-34.6 =1.07.5 △4△3△4 消耗戦
10年 33.3-34.1 =1.07.4 △3▼1△7 平坦戦
11年 33.0-34.4 =1.07.4 △4△3△2 消耗戦
12年 32.7-34.0 =1.06.7 △6△1△2 消耗戦
近年は良馬場開催となっていて馬場状態も良く時計の速い決着が多くなっています。
またガリガリ行く生粋のスプリンターが少なくなっている(と思います)ので前傾度も低くなっています。
過去5回毎の平均タイムを比較してみると
08~12年 33.10-34.30 =1.07.40 (+1.20)
03~07年 33.14-35.40 =1.08.54 (+2.26)
97~01年 32.84-35.20 =1.08.04 (+2.36)
となっています。
一番後ろの括弧内の数字は前傾度(上がり3F-テン3F)です。
この数字が低いということはペースが緩めということです。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
1着馬
スリープレスナイト 【瞬1平6消5】
ローレルゲレイロ 【瞬4平6消1】
ウルトラファンタジー【瞬0平0消0】
カレンチャン 【瞬1平5消3】
ロードカナロア 【瞬3平6消1】
2着馬
キンシャサノキセキ 【瞬2平4消1】
ビービーガルダン 【瞬1平6消4】
ダッシャーゴーゴー 【瞬1平2消2】
パドトロワ 【瞬1平4消2】
カレンチャン 【瞬1平6消4】
前傾度が低いということはつまり消耗度が低いということです。
スプリンターズSは結果的には消耗戦になっていますがメンツ的に考えれば消耗度が低いレースなので消耗戦実績はあまり問われない、ということが言えてそれは上記の連対馬のラップギアを見ても分かると思います。
先週行われたセプテンバーS(1600万下クラス)では
33.5-33.9 =1.07.4 (+0.4)
と高速決着となっているので玉砕逃げをしてくる馬さえいなければ例年通りの傾向でいいと思います。
で、今年のメンバーなのですがハクサンムーンかフォーエバーマークが逃げる可能性大でしょう。
テンの脚はハクサンムーンの方が速いでしょうが前走スタートで出負けしたのは若干気になるところ。
ハクサンムーンのペースになれば前傾度が低くなるのは必然で前走のセントウルSの再現も十分考えられます。
但し、そこでクビ差2着だったロードカナロアは休養明け&斤量差というハンデからすれば今回は素直に逆転か?
上昇著しいハクサンムーンにまだ隠されたギアがあればロードカナロア押さえ込むことが出来るかもしれません。
この2頭に待ったをかけるとすればGⅠ馬グランプリボスか。
GⅠ2勝は伊達じゃないと思いますが
・休養明けの馬は1-0-0-11(勝ったのは外国馬ウルトラファンタジーのみ)
・前走4コーナー5番手以下の馬は0-1-3-36で差し馬不利
という傾向があって初の1200m戦では強気になれないでしょう。
元々あてに出来ないタイプの馬なので人気がなければ買いかも。
その他ではドリームバレンチノ、パドトロワ、フォーエバーマーク、マジンプロスパー辺りが候補になるでしょうが上記3頭に勝って1着になるのは厳しいかなと個人的には感じます。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ロードカナロア→ハクサンムーン→ドリームバレンチノ
(オッズ的には)全く面白くない予想…。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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