競馬ニュース > 記事
秋華賞トライアル、ローズSの追い切りが13日、栗東トレセンで行われた。無敗の3連勝でフラワーCを制し、皐月賞(7着)でも1番人気に支持されたファンディーナが、坂路の2頭併せで併入ながら軽やかに駆け上がり、好仕上がりをアピール。CWコースで楽々と先着した桜花賞馬レーヌミノルが、調教評価で最上級の『S』となった。
高い素質を示してきたファンディーナが最後の1冠へ向け、再始動だ。皐月賞7着の悪夢を、まずは前哨戦で払拭する。その準備は整った。
「やり過ぎないようにという指示。きっちりと体を併せて、手応えはいいように見えました。イメージ通りの追い切りができたと思います」
見届けた高野調教師が目を細めた。朝一番の坂路を4ハロン73秒6で軽く上がった後の2本目。まぶしい朝日を浴びながら、外のタイセイレガシー(3歳未勝利)と歩調を合わせ、最後は併入でフィニッシュ。時計は4ハロン55秒0-12秒4と速くはないが、予定通り。力強いフットワークが好仕上がりを印象づけた。
「ここまで一杯に追い切ったことはありませんが、本数はこなしてきました。まだ100%ではないけれど、体調は春よりも本当にいいです」
トレーナーは納得の表情だ。先に秋華賞が控えるが、能力を発揮できる態勢は整ったとみていいだろう。
今春のパフォーマンスは強烈だった。3連勝でGIIIフラワーCを制して、牡馬相手の皐月賞で1番人気に支持されたほど。7着とはいえ、早めに先頭に立ち見せ場はつくった。デビュー時に516キロだった馬体重は皐月賞では504キロに減っており、指揮官は「使っていた疲れなどもあったと思います。振り返れば、よくやっています」と悲観していない。
夏の休養で、馬体重は520キロ台後半まで回復した。トレーナーは「今は馬体の維持に全く苦労していない。カイバの食いが全然違うんですよ。多少緩いが、シルエットは問題ない。走れる体つきです」と胸を張った。
皐月賞で初黒星を喫したが、まだ牝馬に負けたことはない。春は別路線に向かったファンディーナが、秋は牝馬同士の戦いで頂点へ。そのスタートを切る。(山口大輝)
★ローズステークスの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
-
ホーガン
-
568のカブ
-
(退会ユーザー)
-
トーホーアマ
-
81c92938ff
-
(退会ユーザー)