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春の東京GI5連戦を締めくくるのは、マイル王決定戦「第67回安田記念」(6月4日、芝1600メートル)。国内の実力派マイラーに加え、香港からも2騎が参戦して激戦必至だ。注目は“2階級制覇”がかかるレッドファルクス。前哨戦からの完全Vを目指す。
さながら、日本ハム・大谷翔平ばりの“二刀流”。昨年のスプリンターズS馬レッドファルクスが前哨戦の7F京王杯SCを快勝し、今度はマイルの頂点に挑む。
「タフな舞台なので根本的なスタミナがどうかだが、前走はマイルでもやれそうな競馬。いつもいいほうに期待を裏切ってくれるからね」と、尾関調教師がニッコリ。
ダートを主戦場にしてきたが、昨夏の芝転向後に大ブレーク。ならば、2歳12月の未勝利戦(9着)以来の1600メートルでも-というわけだ。
“先輩”の存在も心強い。13年には同じくマイル未勝利で、12年スプリンターズS~香港スプリント~13年高松宮記念と6FのGIを3連勝中だったロードカナロアがV。15&16年ヴィクトリアマイルを連覇したストレイトガールも、15年のスプリンターズSなど6Fで9勝のスプリンターだ。「良馬場ならスプリンターでも活躍、台頭できる余地はある」と、指揮官は思いを強くする。
先週25日はWコースで長めから平均ラップを刻み、6F85秒8、ラスト1F13秒2。ダイナミックな身のこなしが目を引いた。「距離延長も考えての調整。前走後は少しトモに疲れも出たが、ケアして乗り越えられた。年齢的なイメージよりも伸びしろはあると思う」。進化を続ける芦毛の6歳馬が、緑鮮やかな初夏の府中で躍動する。(夕刊フジ)
★安田記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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とうこうえるざ
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