《美浦》ディーマジェスティはＷコースで３ハロン３７秒７－１２秒３をマーク。馬なりで僚馬に１馬身１／２先着した。「動きはいいですね。折り合いもついていますし、精神的にも落ち着いています。手前の替え方も上手になりました」と佐々木助手。最終追い切りは２５日で、蛯名騎手が手綱を取る予定だ。

　アジュールローズは、Ｗコースで５ハロン６９秒１－１３秒０。３頭併せの最内で僚馬２頭と併入した。「疲れも取れて順調。上積みを期待していますし、いい状態で送り出したい」と古賀慎調教師。

　《栗東》リオンディーズは坂路単走で、うなるような勢い。４ハロン５３秒１－１２秒４をマークした。岸本助手は「かかるところもなく、いい雰囲気。お母さんも（半兄）エピファネイアもがっつりハミをかんで走っていた。ああいう走りでも脚はたまっている」と巻き返しを見込む。

　マカヒキは坂路を軽快に駆け上がって４ハロン５６秒６－１３秒０。友道調教師は「右肩上がりに良くなっている。１週前追い切りで１カ月ぶりにまたがった鞍上（川田騎手）も『パワーがついてしっかりしてきている』と話していた。初めての左回りも問題ない」と好気配を伝えた。

　サトノダイヤモンドは坂路単走で馬なりで４ハロン５６秒５－１２秒８。兼武助手は「１週前に追い切ってから良くなっている。前走を使って心肺機能も良くなった」とうなずいた。

　スマートオーディンは坂路単走で４ハロン５７秒５－１２秒１としまいを伸ばした。松田調教師は「スムーズに走れていた。修正するところもなく、順調にきている」と３度目のダービー制覇に意欲を見せた。

　エアスピネルは、左回りのＣＷコースで併せ馬。６ハロン８２秒０－１２秒０で僚馬と併入した。笹田調教師は「少し余裕があったと思うけど、しまいはいい時計が出ている。落ち着きが出てリラックスして走れていた」と逆転戴冠に向けて力を込めた。

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