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第7回キーンランドC(26日、札幌11R、GIII、3歳以上、芝1200メートル、1着賞金3800万円=出走14頭)安藤勝己騎手騎乗の3番人気パドトロワ(牡5歳、栗東・鮫島一歩厩舎)がダッシャーゴーゴーとの競り合いをハナ差制し、アイビスSDに続き重賞を連勝。最終戦・セントウルSを待たずしてサマースプリントシリーズ優勝を決めた。勝ちタイムは1分7秒6(良)のレコード。
パドトロワはスタート直後から積極的に前に出て先頭に立つと、ハイペースでレースを引っ張った。1番人気のダッシャーゴーゴーは内めの4番手を追走。4コーナーでダッシャーゴーゴーが内めのコース取りを利してパドトロワの直後に取りついた。
直線に向くと、逃げるパドトロワにダッシャーゴーゴーが外から馬体を併せて徐々に差を詰めるが、パドトロワも鞍上のムチに応えて粘りを見せる。2頭はほぼ並んで決勝線に到達したが、写真判定の末パドトロワに軍配が上がった。3着には道中2番手を進んだテイエムオオタカが入った。函館SSを制した2番人気ドリームバレンチノは7着。
この勝利でパドトロワはサマースプリントシリーズのポイントを23ポイントに伸ばし、2位のドリームバレンチノに12点差をつけた。同シリーズ最終戦・セントウルS(GII)にドリームバレンチノが出走し勝てばポイントで並ぶが、パドトロワの上位着順の回数が多いため、パドトロワの同シリーズ制覇が決まった。
パドトロワは父スウェプトオーヴァーボード、母グランパドドゥ、母の父フジキセキという血統。通算成績21戦8勝。重賞は12年アイビスSD(GIII)に続く2勝目。安藤勝己騎手は09年ビービーガルダン以来2度目、鮫島一歩調教師は初の同レース制覇。
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