《栗東》皐月賞７着のきさらぎ賞馬トーセンラー（藤原英）はＣＷでゴッドエンブレム（牡６、１６００万下）の内に併せ、６ハロン７２秒１－５５秒２－３９秒７－１２秒９。馬なりで併入した。藤原英調教師は「予定どおりに乗れたし、前走とは調整過程からして違う。エイシンフラッシュに続く連覇がかかるけど、本気の仕上げじゃないと勝てないのがダービー。デキは本当にいいので、無事に最終追い切りを終えて、いい枠に入ってくれれば」と気合が入っていた。

　皐月賞馬オルフェーヴル（池江寿）は坂路で４ハロン５６秒８－４１秒０－１３秒１を馬なりでマーク。テンションが高くならずに、落ち着いた姿が好印象だった。吉村技術調教師は「変わりなく順調にきていますね」と、２冠制覇へ向けて笑顔を見せていた。

　ＮＨＫマイルＣ２着のコティリオン（橋口）は坂路で単走。馬なりで４ハロン５６秒１－４１秒３－１３秒７。「以前はフラフラしていたが、体ができてきて真っ直ぐ走れるようになった。前走も一番いい脚を使っていたし、折り合えばこの距離でも」と山手調教助手。

　皐月賞１１着のベルシャザール（松田国）は坂路で単走。４ハロン５６秒３－４０秒５－１３秒２を馬なり。松田国調教師は「モニターから地響きが聞こえてきそうな動き。ダービーを狙えるところに来ています」と巻き返しの手応えをつかんでいる。皐月賞１５着ノーザンリバー（浅見）はポリでジェットストリーム（牡３、５００万下）、エターナルロブロイ（牡４、１０００万下）と併せ馬。一杯に追われ、６ハロン７８秒７－６２秒０－４７秒４－３５秒０－１２秒２をマークした。皐月賞１８着リベルタス（角居）は、ＣＷでルーラーシップ（牡４オープン）、リバティーフロー（牡５、１０００万下）の真ん中で３頭併せ。４ハロン５３秒５－３８秒２－１２秒５で併入した。

　《美浦》皐月賞５着ナカヤマナイト（二ノ宮、牡）は、Ｗコースで３ハロン４２秒８－１３秒３を馬なり。「きょうは上がりだけ。皐月賞当時より、気合が乗っています。時計的にも予定通りで、ちょうど良い感じです」と騎乗した三浦調教助手。仕上がりに不安はない。

　皐月賞１２着フェイトフルウォー（伊藤伸）は、Ｗコースで４ハロン５７秒６。「皐月賞は脚をタメることができずに終わってしまった。精神面の成長もあり、あれが力負けとは思っていないので、今度は違う結果を出したい」と、蛭田調教助手は力強いコメント。

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