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東日本の中央競馬再開は、サンケイスポーツ・加藤がキッチリ決める。桜花賞の3連単5880円を◎○△で射止めた加藤隆宏記者は、24日に行われる牡馬3冠の第1弾・皐月賞(東京競馬場、GI、芝2000メートル)で、〔6〕枠(11)番ベルシャザールに◎。24日スタートのJRA新馬券「WIN5」(指定された5つのレースの勝ち馬をすべて当てる)の対象レースともなっており、カトちゃんはGI連勝に気合十分だ。東京GIで信頼度抜群の安藤勝己騎手&松田国英調教師のタッグが、期待に応えて勝利を飾る。皐月賞は23日に前日発売が行われる。
確定枠順へ
総合力の高さでサダムパテックが評価され、1番人気になるだろうが、23年ぶりの東京開催となる今年は傑出馬不在。人気と実力が必ずしも比例しているとは思えず、有力馬は十指に余るといっても過言ではない。
◎はベルシャザールだ。父キングカメハメハをひと回り大きくした巨漢馬で、体を持て余しながら、2歳暮れのホープフルSでナカヤマナイトに完勝。共同通信杯はスタートで後手を踏んだため4着に敗れたが、スプリングSは先行馬に厳しい流れながら、勝ちに行くレースをして2着に粘った。実戦と調教で鍛えられた成果が徐々に実を結んでおり、ようやくGI級の素質に見合う体力がついてきたといっていい。
追い切りの動きも抜群で、1週前には自己最速の坂路4ハロン51秒8をマーク。最終追い切りは不良馬場のため、タイムは53秒2と目立たなかったが、重賞ウイナーの僚馬モンテクリスエス(牡6オープン)に楽に並びかけ、突き放した走りは申し分なかった。動きに力強さを増しただけではなく、切れ味も出てきた。ここ1、2カ月の成長ぶりは目覚ましい。
中山のホープフルSを勝っているが、フットワークが大きいので、広い東京のほうが走りやすい。いい脚を長く使える利点も生かせる。おそらく、5番手前後の位置からレースを進めるので、先行馬有利の開幕週の馬場も望むところだ。重馬場だったデビュー戦を勝っており、晴雨兼用タイプなのも心強い。
東京のGI競走で圧倒的な好成績を誇る松田国英調教師と安藤勝己騎手が、自信を持って送り出す逸材。進化を遂げるベルシャザールが、3歳牡馬のクラシック第1弾を制する。
馬単は(11)(4)、(11)(5)を厚めに(11)(1)、(11)(6)、(11)(9)、(11)(12)。3連単は(11)の1着固定の18点を買う。(加藤隆宏)
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